夏木伸太郎

女ごころ – 夏木伸太郎

夜更けにあなたは合鍵を残し
何も語らず 異国へ流れて行った
誰か私に上手な嘘をついて
きっと戻ってくるよと囁いて
あなたが別れを切り出せないこと
私 誰よりもわかってた
追わない私のことも
あなたは知ってた
ああ なんてやるせない私
忘れない 忘れられない
ああ なんて切ない私
待っている 待ちわびている

それでも港の灯りが消えるまで
カーテンあけたままグラスを傾けている
あなたは異国にただひとりでいるという
風のうわさに なおこころが騒いでる
私の何がいけなかったのよ
愛が重すぎたとでもいうの
私のこころに自分を
映してたじゃないの
ああ なんてやるせない私
追いかける 諦める
ああ なんて切ない私
泣きたいの 泣けないの

ああ なんてやるせない私
戻りたい 戻れない
ああ なんて切ない私
帰りたい

ああ なんてやるせない私
帰れない

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