なにも言わなくていい
僕にもわかるから
だんだんと朝が来て 柔らかい光になる
今の僕には
手をすり抜けていった物も 夢に見た日々も
もうどこか遠くに消えて 見えなくなっていた
僕にとって意味があるもの
君にはわかるだろう? 誰にも見えなくとも
全部持って行けるだなんて あり得ないとしたら
そう、君があの時言った答えと同じと思う
今もそうすると思う
時間はいくらかかかると思うけれど
簡単なことだ 僕が選んだものなら
ほら、いつまでも失くさずにあったし
全て合わせて君にも見せよう
そうじゃなけりゃダメなようになっていた
いつからか狭くなってしまった
僕の住む街を越え どこか、遠くのどこか
確かめたいのは いつもその向こう側だ
君に話したなら 僕の手を取ってくれるかい?
何も言わなくても その君の表情を見れば
もう、なんでも出来るような
誰かが笑ったら それはそれでいいだろう?
こんなことはもう 僕らにしか分からない
簡単なことだ 君が選んだものなら
ほら、いつまでも色あせていないし
全て合わせて僕にも見せてよ
君が居なきゃダメなようになっていた
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