0から1へ物語は進む
いつからか途絶えた応答
遠い星まで届くのだろうか
これは或る交信の記録
街には飛び交う 目に見えない信号
かつてそれを感情と呼んだ
声を失くした僕らの頭上を
等速度で駆け巡る 微弱な振動
選ばれた僕らじゃないとしても
君が名を呼んでくれるなら
繋いだ記号 ほら 何度でも
応答するよ その声だけを頼りに
ラジオが告げる 遠い星の悲報
燃える街 逃げ惑う人
僕にはまるで作り話の様で
胸が痛む ただそれだけ
またひとつ
願いは墜えて掛ける星も無い
この手で守れるものはあるか
衛星が僕らを遠ざけて
どれほどまで近付いても
鳴り響いた音 SOS
助けを呼ぶ その声を今辿って
互いの座標を確かめ合って
その距離を初めて知る
離れていくほど思いは募ること
君の手に触れて知ったよ
…−−−…
微かでも多くの信号が
君の胸で煌めいている
そのすべてじゃ足りないものを
この声ならば伝えられると
選ばれた僕らじゃないとしても
まだ君の声が聴こえるよ
束ねた記号 ほら 何度でも
通信機などかなぐり捨てて
託された今日 醒めない明日へ
この声ならば 君とならば行ける
ずっと 距離が離れたって
きっとそばに
・−・−・−
交信を終わる
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