Halo at 四畳半

飛行船 – Halo at 四畳半

飛行船は雲の上を進み続けている
誰もがそのあとを追って自らの船を出した

不安材料 積み込んで
錆び付いた船が空を行く
今にも煙を上げて墜落してしまいそうだ

蔓延った退屈を打ち砕いてしまえる様な
奇跡とも呼べるその船の訪れを待っていた

いつだって正解は
この腕の中にあったはずなのに
向かい風がすべて忘れさせるんだ

この世界の果てに何があるのかも
知らずに僕らずっと捜し続けるだろう
“hello spaceship”
そこから何が見えるんだ
正しさの在り処を今教えてくれよ

飛行船は遥か上空 進み続けている
誰もがそいつの存在を疑い始めていた

想像の産物と語る無神論の様だ
いつしか目指すべき場所が
解らなくなっていた

航路を見失った人々は空への夢を捨てて
地上でただ追い風を待っていたんだ

幾千光年 距離を置いたその先を
照らせなくていい 照らせなくていい
いつだってそうだろう
君の行く先を 見えない飛行船を
未来と呼ぶんだろう

この世界の果てにすべてを失くしても
正しさはいつもそうだ 君の中にあった
“hello spaceship”
そこから何が見えようと
迷うこともあるだろう
それさえ愛しいんだ

この世界の果てに何があったとしても
ただ君の方へと空を駆けるんだろう
“hello spaceship”
そこから見ていてくれよ
飛ばした未来を さあ今迎えに行こう

“hello spaceship”

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