黒川英二
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倖せ山河 – 黒川英二
うらぶれ人生 流れ月過ぎし昔が 懐かしい倖せなんて 知らない俺が口ではばかる はずもないけど二人でさがそう 夢ひとつ旅路さすらう 倖せ山河 ちゃぶ台一つの 四畳半飾る花さえ ないけれど合縁奇縁(あいえんきえん) 似たもの同士背伸びしたって 届かぬ夢をこの身に掴(つか)もう 倖せを旅路しみじみ 人生山河 ゆきずり暖簾(のれん)の 路地灯(あか)り明日(あす)へひと吹き 夜(よる)の風浮世を見据え 我…
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見果てぬ夢 – 黒川英二
後ろ向いたら 昭和が笑う前だけ見てろと 急(せ)き立てる見果てぬ夢を 追いかけてがむしゃらに 生きた 男達(おとこだて)誰もがみんな サムライだったあぁ あぁ あの頃は 誇るものなど 無くてもいいさ明日(あした)があるのさ その先に見果てぬ夢が ある限りどこまでも ひとり 追いかける命を女に 捧げるまではあぁ あぁ ひたすらに 高い山程 近くに見える歩けば判るさ その高さ見果てぬ夢の 一輪を咲かせ…
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心旅 – 黒川英二
見知らぬ駅は 碧(あお)い海へ続くぼんやりひとり 歩いてく男は一度 心旅夢を洗うも いいものさ馬鹿でいいさ 馬鹿もいいさ海でも見つめて やり直し明日(あした)は帰る お前を抱きに帰るきっと待ってろよ 貝殻ひとつ 砂の中の宝きれいにそっと 光ってる人生一度 心旅昨日忘れて また明日(あした)馬鹿でいいさ 馬鹿もいいさ歌でも歌って やり直し俺にはひとり お前だけが宝きっと待ってろよ 男は一度 心旅夢を…
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母恋ネオン – 黒川英二
露地のこぼれ灯(び) 誘い酒(みず)暖簾(のれん)潜(くぐ)れば 昭和の景色(におい)…暗い火影(ほかげ)に 身を寄せて情(なさけ)寒々(さむざむ) 手酌酒酔いの狭間(はざま)で 故郷(ふるさと)揺れる母の… 母の面影 母恋ネオン 時代(とき)の流れに 竿(さお)挿(さ)せば槿花一朝(きんかいっちょう) 思い出川よ…花は紅(くれない) 人生の松葉(まつ)は枯れても 二人づれ酒が意気地(いきじ)を …
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男の酒場唄 – 黒川英二
背(せな)に冷たい 世間の風も暖簾(のれん)潜(くぐ)れば 温かい男なりゃこそ 心に鎮め口にゃ出さない 胸の内命ぬくめる 命ぬくめるあぁ… 男の酒場唄 逢わずじまいで かれこれ二年どうしているやら 暮らすやら何を今更 繋ぐな未練呑んで忘れろ 引きずるな酔えば身に沁む 酔えば身に沁むあぁ… 男の酒場唄 夢にはぐれた 心の寒さ真情(なさけ)も冷えびえ 風に舞う思い通りにゃ ならないが我慢重ねて 流し込…
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陽だまりの女 – 黒川英二
落ちた涙の 水たまりひょいと飛び越え 笑ってるつらい素振りも 見せないではしゃぐ笑顔の いじらしさ心の雪も 溶けてゆくお前は俺の 陽だまりの女(ひと) 死ぬも生きるも 二人連れ何があっても 離さない花を横目に 回り道苦労したねと 肩を抱き二人で結ぶ この絆お前は俺の 陽だまりの女(ひと) 秋の木枯らし 凍みる夜(よ)はやけに熱燗 恋しいね差しつ差されつ 飲むお酒夢を肴に 夜更けまで幸せ胸に じんと…
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一夜夢 – 黒川英二
こぼれ灯(び)淋しい 冬ざれは男手酌の 路地裏のれん枯れた人情(なさけ)の 恋唄聞けばなぜか今夜は 胃の腑に沁みる望郷(おもい)千里に 雪が舞う窓にはらはら 一夜(ひとよ)夢 心に吹いた わびしさは風の哭き笛 ふるさと囃子(ばやし)湯気の向こうで 切なく揺れる故郷(くに)のおふくろ 優しい笑顔夕陽傾く 冬の空明日(あす)へ誘(いざな)う 一夜(ひとよ)夢 男の背中(せな)を 押す夢は酔いの狭間で …
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命の限り – 黒川英二
山が高けりゃ 谷深し生きる人生 この世の習い退(ひ)くな怯(ひる)むな 男の気概心に秘めた 大志(ゆめ)ならば我慢根性で 燃えてみろ希望(あす)を信じて ああ 命の限り 往(ゆ)きつ戻りつ 迷い径(みち)母の優しい 笑顔が浮かぶ一期一会の 千載一遇我が子のように 慈しみ支え導く 恩師(ひと)がいる熱き真情(おもい)の ああ 命の灯台(あかり) 風雪(かぜ)に毀(こぼ)れた 夢幾つ負けてたまるか 残…
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黒潮ヤンチャ船 – 黒川英二
飛び交う飛沫(しぶき)を かき分けて竿とおいらの 一本勝負男の海はヨー 戦場(いくさば)だ甘くみていりゃ 奈落の底さ命賭けての 鰹群(なぶら)に挑む土佐は黒潮 黒潮土佐の ヤンチャ船 昇る来光 伏し拝み清め酒する 番屋の祈り男の海はヨー 戦場だ漁師魂 荒くる海で五体武者震る 一本釣りよ土佐は黒潮 黒潮土佐の ヤンチャ船 喧嘩じゃ誰にも 負けないが母の涙にゃ からきし弱い男の海はヨー 戦場だ勝つか負…
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俺を咲かせてくれた花 – 黒川英二
何年ぶりだよ お前のその笑顔少し大人になった 気がするよ俺もあれから 色々あって今もひとりさ 俺ひとりお前は俺を 咲かせてくれた花 苦労ばっかり かけたねこの俺は辛い想い出ばかりで ごめんよな数えきれない けんかの後で抱きしめ合った 温もりがお前は俺を 咲かせてくれた花 おまえの笑顔を ひとり占めにしてる今のしあわせ壊して みたくなる今も好きだと 言えないままでうしろ姿を 見送ったお前は俺を 咲か…