長谷川きよし

  • 心震える時 – 長谷川きよし

    心震える時 言葉なくした時ひとり戸惑う時 どうぞ思い出して 雨上がりの朝の 湿った土の匂い萌える草の匂い 命の匂い 誰の言葉も心に届かない過去と未来の狭間で眠れない時は ひとつ息をする もうひとつ息をする胸の奥の奥で 何かが生まれる 心震える時 夢もなくした時闇にさまよう時 どうぞ思い出して 木漏れ日を浴びながら 子猫が遊んでる疲れを知らない 命の匂い 吹きわたる風の中で立ち止まる悲しいくらい世界…

  • 別れのサンバ – 長谷川きよし

    何んにも 思わず 涙も 流さずあなたの 残した グラスを見つめて 独り みんなわかっていたはずなのに心の奥の淋しさを ああわかって あげれば別れも 知らずにすんだの きっと 私を強く抱く時もあなたは独り 淋しかったのねあなたの愛した この髪さえ 今は泣いてる今は泣いてる 今は泣いてる 人気の新着歌詞 歩きつづけて – 長谷川きよし 話しつづけて そのまま どんなことでもその声を聞いてい…

  • 黒の舟唄 – 長谷川きよし

    男と女の あいだには深くて暗い 河がある誰も渡れぬ 河なれどエンヤコラ今夜も 舟を出すROW & ROW ROW & ROW振り返るな ROW おまえ十七 俺十九忘れもしない この河にふたりの星の ひとかけらながして泣いた 夜もあるROW & ROW ROW & ROW振り返るな ROW あれから幾年 漕ぎつづけ大波小波 ゆれゆられ極楽見えた こともある地獄…

  • 汚れつちまつた悲しみに – 長谷川きよし

    汚れつちまつた悲しみに今日も小雪の降りかかる汚れつちまつた悲しみに今日も風さへ吹きすぎる 汚れつちまつた悲しみはたとへば狐の革衣(かはごろも)汚れつちまつた悲しみは小雪のかかつてちぢこまる 汚れつちまつた悲しみはなにのぞむなくねがふなく汚れつちまつた悲しみは倦怠(けだい)のうちに死を夢(ゆめ)む 汚れつちまつた悲しみにいたいたしくも怖気(おぢけ)づき汚れつちまつた悲しみになすところもなく日は暮れる…

  • 湖上 – 長谷川きよし

    ポッカリ月が出ましたら、船を浮べて出掛けませう。波はヒタヒタ打つでせう、風も少しはあるでせう。 沖に出たらば暗いでせう、櫂(かい)から滴垂(したた)る水の音は昵懇(ちか)しいものに聞こえませう、――あなたの言葉の杜切(とぎ)れ間を。 月は聴き耳立てるでせう、すこしは降りても来るでせう、われら接唇(くちづけ)する時に月は頭上にあるでせう。 あなたはなほも、語るでせう、よしないことや拗言(すねごと)や…

  • 雪の宵 – 長谷川きよし

    ホテルの屋根に降る雪は過ぎしその手か、囁きか ふかふか煙突煙(けむ)吐いて、赤い火の粉も刎(は)ね上る。 今夜み空はまつ暗で、暗い空から降る雪は…… ほんに別れたあのをんな、いまごろどうしてゐるのやら。 ほんにわかれたあのをんな、いまに帰ってくるのやら 徐(しづ)かに私は酒のんで悔と悔とに身もそぞろ。 しづかにしづかに酒のんでいとしおもひにそそらるる…… ホテルの屋根に降る雪は過ぎしその手か、囁き…

  • わが喫煙 – 長谷川きよし

    おまへのその、白い二本の脛(あし)が、夕暮、港の町の寒い夕暮、によきによきと、ペエヴの上を歩むのだ。店々に灯がついて、灯がついて、私がそれをみながら歩いてゐると、おまへが声をかけるのだ、どつかにはひつて憩(やす)みませうよと。 そこで私は、橋や荷足(にたり)を見残しながら、レストオランに這入(はひ)るのだ――わんわんいふ喧騒(どよもし)、むつとするスチーム、さても此処は別世界。そこで私は、時宜にも…

  • DAWN あけぼの(「組曲ふるいみらい」より) – 長谷川きよし

    ほのぼのとあけぼのよるがあおざめおわれゆくうつくしいのやこわいのやあらゆるゆめをひきつれて ゆうべ なんともかなしくてこのよもおわり とないたものだがいつしかそれもすぎさって ほのぼのとあけぼのひかりがよるをおいはらうすばらしいのやひどいのやあらゆるじけんをひきつれて なにがある なににあうあんじていてもいなくてもいつしかそれもすぎさって 人気の新着歌詞 歩きつづけて – 長谷川きよし…

  • ANT あり(「組曲ふるいみらい」より) – 長谷川きよし

    あんまりしっかりめをあけてあんまりみすぎてつかれたときにはかあてんをおろしましょうめにかあてんをおろしましょう しばらくは くらいなれるまで こわいでもやがて きみは ちいさなありのめをあけるしょっかくをそっとふってみるそうしてきっとおどろくでしょうあんまりせかいがよくみえるから 「そうだったのか!」ありになったきみがいう「これだったのか!」 人気の新着歌詞 歩きつづけて – 長谷川き…

  • BOAT こぶね(「組曲ふるいみらい」より) – 長谷川きよし

    だいてあげるいのちがいっぱいのうででゆすってあげるしにもやさしいうでで あまりになぞめくわたしのふかさをもしもいくらかおそれるのならかいをにぎってこぶねにのっていらっしゃい 人気の新着歌詞 歩きつづけて – 長谷川きよし 話しつづけて そのまま どんなことでもその声を聞いていたい 今はそれだけこんな気持で一人になったら とても淋しくて歩きつづけて このまま何も何も 言わずに言葉な バイ…

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