蒼彦太
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運・鈍・根 – 蒼彦太
馬鹿になるなら 道ひとすじに真(しん)を極める 馬鹿になれ愚痴など明日(あした)の 肥しにゃならぬ運は天命 さだめなら押して 押して 押して己のアンア…アン 道をゆけ 時節季節も 人の世さえもあすに向かって 生きている雨風 嵐に 邪魔されようと鈍い粘りと 辛抱で押して 押して 押して苦労をアンア…アン 吹き飛ばせ 希み捨てたら 男じゃないよ意地を捨てたら 後がない男と咲くなら 度胸を決めて根気 負…
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灯台 – 蒼彦太
逢いたいひとに 逢えないつらさおれには続く 旅がある船が岸壁 はなれたら雨も嵐も 波間も越える夢は果てなく 遠いから灯台あかり 照らしておくれ 朝日が映える 夕日が燃える大海原と あの砂丘人にかつがれ 世の中を生きるからには 苦労を花にきっと咲かせて みたいから灯台あかり 照らしておくれ 海原はるか 乗り越えたときまだ見ぬおれに 出会うだろう一度しかない 人生の生きた証は 我慢のこころおれの旅路の…
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浮世がらす – 蒼彦太
あまい嘘には 人が寄る苦い真実(まこと)にゃ そっぽ向くこれが世間と 嘆くじゃないよ俺はやりたい ことをやる夢を抱えて 三度笠浮世がらすの 意地っ張り ~長い坂道 荷物を背負(しょ)って登っていくのが 人生だとよゆっくり行こうさ これから峠だ 二足草鞋(にそくわらじ)は はやりでも苦手なんだよ 不器用(ぶきよ)もの人にゃ云わない 本音も嘘も俺は行きたい 道をゆくごめんなすって おくんなせぇ空に陽気…
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まだ見ぬ君に – 蒼彦太
夢で会おうか 遠くへ行(い)こかひとりぽっちじゃ 生きられぬ落葉が舞って 霧笛が泣いた捨てたくなるよな 純情だけどまだ見ぬ君に 逢えるまでおれは心に 抱いてゆく 表ばかりじゃ 世間が見えぬ裏を見たって わからない浮世の風に 曝(さら)されるけど人情ひとつが 汚(けが)れぬようにまだ見ぬ君に 逢えるまでおれは真(まこと)で 歩くだけ 季節通りに 咲く花だってつらい嵐に めぐりあう自分の運を 嘆かぬよ…
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母ちゃんへ – 蒼彦太
元気だしなよ母ちゃんが ついとるでぇ勇気をくれた あの頃の母人生背負(しょ)って この俺背負(しょ)って生きてきたこと あゝ知るばかり感謝を胸に 抱きしめる 抱きしめる 筋のとおらぬお説教(せっきょう)に 腹を立て学校やめて グレてみたかっただけど母ちゃん 働くすがたいつも見すぎた あゝ駄目だった拗(す)ねてたことを 詫びている 詫びている 都会ぐらしにつまずいて もがいてるど突いてくれよ 不甲斐…
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男ひとすじ – 蒼彦太
いいことばかり 欲しがるようじゃいつも苦労が 先まわり二度や三度の しくじりで捨ててはいけない 心意気過去は 過去はのりきる ためにある たまった埃 叩いて捨ててゆけば希望の 花も咲く酒も色気も 枯らすなよ限りがある身の 命なら夢は 夢は後から ついてくる おまえは出来る やったら出来るやってみなけりゃ 変わらない自分捨てても 挑むとき世間が認めぬ はずがない男 男ひとすじ ひとすじに 人気の新着…
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この世はどっこい – 蒼彦太
恋があるから つまずいて愛があるから 立ちなおる酒を飲んだら とことん酔って唄でこころを 癒しゃいいこの世はどっこい あるがまま不足は自分の 胸にある 山があるから よじ登る川があるから 渡りきる雨が降ったら 濡れよとままよ嵐くるなら 立ち向かうこの世はどっこい あるがまま待つものすべてを 受け止める 親の小言に 苦さ知り友と語って 胸ひらくたまに弱音を 吐くのもいいと好きなあの娘(こ)が 胸を貸…
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あゝ戻っておいで – 蒼彦太
好きだと云った それはぼくくちびるふれた それは君あゝ一緒に暮らそと 云いながら三月ちょっとで だまって消えた生まれ育ちも 何にも知らない 君のこと戻っておいでよ 待っているんだよ ゆうべも君の 夢をみた背中をむける 君がいたあゝどこへ行くのか 急ぐのか霧のむこうに 誰かがみえるまわり道して やっと出会えた 恋なのに戻っておいでよ 待っているんだよ 決して道を 間違うな云えない過去も あるのだろあ…
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竜のごとく – 蒼彦太
ここをどこぞと 思うちょる若松港ぞ 洞海湾(どうかいわん)ぞ男なりゃこそ あずけたさだめ節は曲げない 節目はつける竜のごとくに 叫ぶ胸 義理も情けも この腕できっちり掴(つか)んで 歩いてみせるけじめない世は おいらは好かん闇が深けりゃ 夜明けが近い花は女の 肌に咲く 波が牙(きば)むく 玄海(げんかい)で弱音を吐くよじゃ まだまだ青い照る日曇る日 嵐もあろう退(ど)きゃれ 離(はな)しゃれ 夢ま…
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夢ほろほろと – 蒼彦太
夢だ夢だよ 夢ほろほろと散れば故郷(こきょう)の あの娘(こ)が浮かぶおれの勝手な 夢のため置き去りにしてた 花ひとつ迎えに行く日が 遠くなる 七つ転んで 八つ目だってあると人生 限っちゃいない生きていたなら おふくろが真っ直ぐ歩けと 云うだろな屋台で呑む酒 身にしみる 帰ろ帰ろう 見果てぬ夢を抱けばあの娘を 悲しくさせるあなたいるなら しあわせと手紙ににじんだ なみだ文字愛しているんだ 俺だって…