ひと雨来そうな 昼下がり
涙で見上げる 曇り空
今年も燕は 戻って来たものを
なんであなたは 帰らない
どこで寄り道 今頃は
いいの待ちます いつまでも
私の肩先 抱きしめて
待ってて欲しいと 告げた人
あの日の哀しみ かすめて飛ぶ燕
なんであなたは 帰らない
今もあなたが 好きだから
いいの待ちます いつまでも
あなたと離れた 年月(としつき)を
数える指先 震えます
古巣に燕は 戻って来るものを
なんであなたは 帰らない
ひとりぼっちの 春が逝(ゆ)く
いいの待ちます いつまでも
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