美山純子
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いさり火 – 美山純子
ひなびたままの 船着き宿に身を寄せながら ふく涙辛い辛い 私を抱いてあなたその手で その胸でいさり火 海鳴り 夏まぢか カモメの群れを 追い立てるよに前ぶれもなく 雨がふる寒い寒い 心も肌もあなた思えば 尚更にいさり火 桟橋 傘もない 湯あがり後の この淋しさを包んで欲しい そばに来て辛い辛い 焦がれる程にまして女の ひとり寝はいさり火 泡沫 波まくら 人気の新着歌詞 桃と林檎の物語 –…
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夢でいいから – 美山純子
もう誘わないでと あれほど泣いたのにこんな雨に濡れたまま 待つなんてずるいひとまた眠りもせずに 帰ってゆくんでしょならば誰かひとりでも 幸わせになさいな妬んで恨むのが 女じゃないですかさみしがりやを 責めますか夢でいいから 夢でいいから好いてるうちに 終わらせましょう 夢でいいなら 夢でいいならあなたの胸で 花になれますもう着てもらえない 寝間着は捨てさせて化粧だけで歳月を 隠せなくなるまえに忍ん…
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桃と林檎の物語 – 美山純子
桃を二つ 買って帰ったあなたと 一つずつ 食べようと思って狭い部屋に 西日がさしてあなたは いなかった 夕暮れの手品みたいにこんなはずじゃなかったわ誰だって 明日なんか 見えないけれどこんなはずじゃなかったわ蜩の雨の降る中 私 途方に暮れた 前の女と いっしょにいるとふわさが 聞こえるわ 秋風のお節介あなたいつも 言ってたじゃない男を だめにする 身勝手な悪い女と人のことは言えないわ窓の空 お月さ…