石風呂

  • サマークイーン – 石風呂

    目が覚めて最初に水を二杯飲んで冴えない頭を抱えて右目擦ったよ予感は唐突じゃないけど車のキーを握ったら今日も楽しもうか yeah!サマークイーン眩しいね 僕には届きはしないけど熱っぽい風が僕の頬をなでるんだよ今最高速度は気づけば三百を超えるけど最新の機械で僕らは 朝起きて最初に窓を全部明けて日差しは何だか僕らを責めるみたいだなゆがんだ信号が動いてるフルテンで音出したら今日も楽しもうか yeah!サマ…

  • 笑えない人 – 石風呂

    夕立はまだ降りやまなくて友だちもまだいないような暗い人だって思うよな 朝方はまだ恐ろしいよな新しい日が迎えに来てほら、外行こうって笑うから 機械で冷やされた部屋が指先からいやに冷やしていくような 部屋の隅っこで逃げるように僕はただギターを弾いていたんだよねえお願いこんな僕にひとつでいい武器を与えちゃくれないか クソみてえだなって笑うための 常識はただ嫌な顔して僕らのことを睨んでいる「ホラ、不適合者…

  • さよならガール、また会おう – 石風呂

    知らない街でひっそり暮らすような背中丸めて歩くようなさよなら今は静かに眠れ誰にも会わずに 悲しいことは誰だってあるからそんなことで文句を垂れるなとか知るかよそんなもんそれなら何か?優しくしてくれんのか いじめっ子たちは大声で笑う砂を噛むようにそれを見てた大人になればここを出ていこう自分を信じてさ 昔のことは全部根に持とういつかそれを晴らす為に 愛やら平和がせせら笑うから壁にもたれて空を見ていた電車…

  • ゲームシック – 石風呂

    間違いない最速の旧型のマシン全部吹き飛ばす 誰も手の出せないプログラムの壁それの向こう側全部吹き飛ばす きっと誰も彼も気づいていても諦めて見なかったことにしているそこへ前時代のゲーマーみたいなやつが↑↓Bを放つ↑↓Bを放つ 寝る間も惜しんでやり尽くす朝がくるまで カラカラになったアイディアすらない虱潰しの力業で行こう きっと誰も彼も面倒くさがる地道なレベル上げみたいな作業そこへ前時代のゲーマーみた…

  • 釘バットギャングの日常~下北編~ – 石風呂

    下北駅を降りてすぐ右へ行ったところになんか狭い階段があってその下でホラ 釘バットがひとつ、ぽつりと置き去りにしてあって「こんちは」って声かけたら「こんちは」って返ってきた (あ、こいつ喋るタイプのバットだな…)って思ったから とりあえず家に持ち帰るのさ これでしばらくは時間もつぶせるだろと簡単に考えてしまったこと自体が 運の尽きさ 退屈な日々の中で僕は何度もそう願っていたよ案外平和な世界で少しの何…

  • 幸福ペンギン – 石風呂

    見栄をはるだけが得意なペンギン失敗ばかりを恐れてるワン、ツー、3、4で僕はハイジャンプそんなことばっかり夢見ていざという時にはただ怯えて 多忙じゃないけど何かできるほどヒマでもない魚を捕るそれで1日終わる 世界で一番不幸なペンギン彼は未だ何も知らない大事なこと、そうじゃないこと全部、全部、全部 ただ大きなことを成し遂げるのが生きる意味と彼は考えた1、2 の 3 で奇跡の大ジャンプ色んなものを見下ろ…

  • ばいばいスーパースター – 石風呂

    きっと見えない魚が身体を少しずつ食べていくように消えないはずの気持ちも消えていくんだ少し少しずつ 「これからは何をしよう」口に出したって形だけある、みたいな抜け殻なんだ「これからは何をしよう」口癖みたいに繰り返しつぶやいても変わりはしないだろう 隣の前の横の後ろの気持ちも知らず君らはずっと笑うでしょう誤魔化しながら行くのでしょうそのままきっと死ぬのでしょうお別れさ ばいばい、スーパースターなんだか…

  • サカナ暮らし – 石風呂

    つらつら流れる日々を 日記に綴るような知らない誰かに届けるような感動したことや 悲しかったこと伝えたくてただ仕方ない 仕方ない、それだけさ くるくる回る暮らしを 言葉に紡ぐような知ってるどこかを思い出すような感動したことや 悲しかったこと飲み込んだならそれを忘れない 忘れない、それだけさ どこにも休む場所なんて 見当たりはしないような泳ぎ続けてた日々だけどそれでもいつかはきっと 楽しくもなるはずだ…

  • 愛の街、サンセット – 石風呂

    ゴミ一つ落ちていない街それを眺め君は口ずさむてろてろ適当なメロディを付けている気に入ったのか何度も口ずさむ 唯一の汚点ならここで見つかるぜ街の外れのライブハウス興味はないけれど、とにかく行こう時間も余っているからそこでは 最新の歌で踊る君を見てたんだつまらなさそうに笑っている、意外、似合うよなでもこの街を貶すときの君はその数倍は楽しそうなんだそう思うよ僕を救う余計な手、それが未来だった 誰一人怯え…

  • 深夜の街にて – 石風呂

    深夜過ぎ、人気もない街灯も喋るような夜の中で散々歩いた帰り道小学校を眺めながらなにやら思い出に浸ったり残っている仕事について考えたりして いるあれ?今何時だっけ?まぁいいか、どうでもいいかなんでもいいや!そう思えたらな、そういうわけにもいかんしなコロンビア、バレンシアスカンジナビアそんなの今は関係ないけどな 明日僕は何時起き?明後日僕は何時起き?明々後日僕は何時起き?アラームがただ鳴り響く明日君は…

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