海蔵亮太
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晩夏光 – 海蔵亮太
風の谷間に 手を差し伸べて高くなった空を 見上げた二度と交わらない 想いが願い儚(はかな)い季節 暮れゆく夏 貴方を探し二人の思い出もやがて見失っていく 待ち合わせた あの宵祭り泣きながら 巡り探しても果たす術(すべ)はないそれでも貴方は私を照らすヒカリ出逢った時に戻れるなら私を強く抱きしめて欲しい 夢の水面に 身を潜めても翳(かげ)り出した 季節戻らず愛に届く願い 運んだ流れ流れる小舟 揺れる影…
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ありがとう – 海蔵亮太
ありがとう ありがとう 感謝しよう 微笑んでくれて どうも ありがとうプレゼントくれて どうも ありがとう楽しんでくれて どうも ありがとう 手を振ってくれて いつも ありがとう気づかってくれて 本当に ありがとうつながってくれて 毎度 ありがとう 強い人 弱い人男の人 女の人目立つ人 地味な人みんな みんな ありがとう Yeah! ありがとう ありがとう 感謝して 連れてってくれて たまに あり…
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川べりの家 – 海蔵亮太
大人になってゆくほど 涙がよく出てしまうのは1人で生きて行けるからだと信じて止まない それでも淋しいのも知ってるからあたたかい場所へ行こうよ 川のせせらぎが聞こえる家を借りて耳をすましその静けさや激しさを覚えてゆく歌は水に溶けてゆき そこだけ水色幸せを守るのではなく 分けてあげる なるべく大きくて なるべくりっぱな水槽を自転車で買いに行き はなしてやろう なんて奇跡の色を持っているのキラキラ揺らめ…
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行かないで – 海蔵亮太
なにもみえない なにもずっと泣いてただけど悲しいんじゃないあたたかいあなたにふれたのが うれしくて行かないで 行かないでいつまでも ずっと はなさないで行かないで 行かないでこのままで いつか心は いつか遠いどこかでみんな想い出になると知らなくていいのに知らなくていいのに行かないで 行かないでどんなときでもはなさないで行かないで 行かないでこのままで 行かないで 行かないでいつまでも ずっと はな…
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知らないままじゃなくてよかった – 海蔵亮太
「Hello It’s Me」教えてくれたあの歌が どこかで流れてるいつからか 胸は少しも痛まなくて 2つの季節が通り過ぎた町 風に吹かれながら振り返る時がやって来ること ずっと怖かったけど しあわせかどうかも 関係なくなったころやっと しあわせを祈れる わたしになれたと気付いたよ あなたを知らないままじゃなくてよかった 触れないままじゃなくてよかった刻んだ笑顔も夕暮れも 最後の背中も…
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Progress – 海蔵亮太
ぼくらは位置について 横一列でスタートをきったつまずいている あいつのことを見て本当はシメシメと思っていた誰かを許せたり 大切な人を守れたりいまだ何一つ サマになっていやしない相変わらず あの日のダメな ぼく ずっと探していた 理想の自分ってもうちょっとカッコよかったけれどぼくが歩いてきた 日々と道のりをほんとは“ジブン”っていうらしい 世界中にあふれているため息と君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ……
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虎 – 海蔵亮太
何を見ても何をしてもぼくの心凍えたまま外は花が咲いていてもぼくの庭は冬枯れたまま どこにいても誰といてもぼくの時計止まったまま深い深い穴の底で一人惨めにいじけている 人の胸に届くようなそんな歌がつくれたら だめだだめだ今日はやめだメロディひとつできやしない酒だ酒だ同じことさ昼間からつぶれて眠る 何を見ても何をしても虚ろな目は死んだ魚吐き出されたことばたちが部屋中溢れて腐っている 人の胸に残るような…
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ひとり – 海蔵亮太
「愛してる」って最近 言わなくなったのは本当にあなたを 愛し始めたから 瞳の奥にある 小さな未来のひかり切なくて愛しくて 吸い込まれてく たった一つのこと 約束したんだこれから二度と 離さないとたった一人のため 歩いてゆくんだあなたに二度と 悲しい歌聴こえないように 不思議な気持ちさ 別の夢追いかけたあなたが今僕のそばにいるなんて うたがってた三月 涙が急にこぼれた許し始めた五月 わだかまりも夏に…
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Don’t Leave Me Alone – 海蔵亮太
もうすぐ陽が昇れば全て終わりだね精一杯距離をとって隣に眠る僕らこの部屋に初めて連れてきた日のことどのくらい覚えているの? 意外と綺麗に片付いてるねってからかうように笑ってた Don’t leave me aloneDon’t leave me aloneDon’t leave me aloneDon’t leave me alone ソファの上のクッ…
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未来へ – 海蔵亮太
ほら 足元を見てごらんこれがあなたの歩む道ほら 前を見てごらんあれがあなたの未来 母がくれたたくさんの優しさ愛を抱いて歩めと繰り返したあの時はまだ幼くて意味など知らないそんな私の手を握り一緒に歩んできた 夢はいつも空高くあるから届かなくて怖いね だけど追い続けるの自分の物語だからこそ諦めたくない不安になると手を握り一緒に歩んできた その優しさを時には嫌がり離れた母へ素直になれず ほら 足元を見てご…