水野きみこ
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“好き”と言えたら – 水野きみこ
気まぐれなそよ風に揺れる窓辺水色の便せんに 心打ち明ける恋人と呼ばれたい 私なのになぜかしら あなたの瞳をそらしてしまうのよ “好きです”と書いてあわてて消したり“好きです”と書いてため息つく…… 今度あなたに誘われたら私 迷わず「YES」と言えるでしょう 特別な約束を 交わすような夢を見て 目覚めれば 思わずときめく目の前の便せんを読み返せばあなたへの 想いがもうあふれてきてしまう 伝えたいすぐ…
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ハイヒールDreamin’ – 水野きみこ
ロマンス映画のふたり帰り道ラヴシーン真似てもかまわないのに あの角まがればもうわたしの家遅れてついてく気持ちわかって決めてほしいの 今夜こそ まぶたにふれただけ 突然のキスごめんねなんてささやかないでわたし別のこと想っているのハイヒールなら唇にとどくかしら、とどくかしら このままあなたと遅くまでいてもうちには電話でごまかせるのに 背高のっぽとスニーカーのわたし高さも心もちぐはぐなのねもっとわたしを…
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夢見るアニー – 水野きみこ
アニー唄っていて アニー笑っていてアニー素敵なアニー シュンとまつ毛伏せているはじめての哀しみなのそんな時聞こえたわ「ネッ!あなたらしく笑って」と 何故見えないの? この愛生きてる?地球が回り いつかは訪れる アニー…あなたの笑顔アニー…心洗うのアニー…戸惑う日々も 未来へ回して幸せは 勇気と夢があればアニー…ミリオンね ひと色足りない夢をクレヨンで染めてみたいそばにいるだけでパッと明るい女の子に…
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Rain Rain – 水野きみこ
雨 曲り角 あのひとを見送ったの声をかけられたのは 人違いなのきっと傘の色 名前も同じその娘がわたしなら 待ちあわせ遅れたりしないわ 朝のラッシュアワーかばう見知らぬやさしさあの日のこと気にしたのはわたしの方だけ おねがい Rain, Rain銀の糸で涙をつむいだらRain, Rain 夢に目かくしをして 頬赤らめて 見守った瞳の色気づかれずよかったと 笑う淋しさ何故恋人のいることも思いつかず毎朝…
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VIRGIN – 水野きみこ
Woo…may be I love you, woo…may be I dreaming.woo…I wanna love you~ テラスの向こうから あなたが手を振り 私を呼ぶの映画のひとコマに ちょっと似ていたわ 今の二人は 愛している? う~ん わからない傷ついても いいのよ こ・わ・い・け・どあなたに いつか 抱かれたい夢見ていたい あなただけ 好・き・な・の・よこのまま 私を見つめてね…
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私のモナミ – 水野きみこ
電話の向こうから あなたの眠い声今夜も遅くなって 悪いと笑うきっと今夜もまた 話を外らすのね入れたばかりの紅茶 冷めないうちに… だから モナミ・モナミこの言葉私をそう呼んでほしいのそうよ モナミ・モナミ知ってるわあなたは少しテレ屋だって それでもいい 待ってるからバラ色に頬を染めて… あなたに会えないと 糸が切れたみたいどこへも行かないでね 見つめていてね洗いたての髪は くだものの匂いよあなたの…
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禁じられた遊び – 水野きみこ
恋をしたこともない夜明け見たこともないだけどこの頃胸がざわめくの 友達とはしゃいだり街を歩いてみても何故かこの頃淋しい夕暮れ 心につけた風船を誰かに飛ばしてみたいのしっかりと離さないようにその手で持っていてほしい だけど今は禁じられた禁じられた遊びなの 窓際のカフェテラス頬づえついて一人夏の予感に近づく夕暮れ 心につけた風船を遠くへ飛ばしてみたいのどこかの知らない駅で降りたら駆け出してみるの だけ…
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小さな恋のメロディ – 水野きみこ
白いパンジー差し出して何にも言わず 駆け出した変な風に 思われたら泣きそうになる 日暮れ時もうすぐ 夏 ああ 渚を走る 南の風ほほに受けてああ 夢を見たのよ あなたと2人で走るどこか遠く 聞こえてくる小さな恋のメロディ 私の色 パステルで描くとしたら 何色にあなた書いてくれるかしら一番星がともる頃もうすぐ 夏 ああ さわやかな風 私の髪をなびかせてああ 神様どうか 想いを伝えてほしいゆれる胸に聞こ…
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愛はケセラ・セラ – 水野きみこ
Ding-dong・Ding-dong・Ding-dong…… 愛はケセラケセラ・ケセラケセラあわてずにケセラケセラ・ケセラケセラ回るのよ青い夢も若葉になり飛ばしてくれるわ…セ・シボン Ding-dong・Ding・Ding-dong・Ding 壊れた愛を抱いて 菩提樹の丘にひとり何がいけないの? どうしてなの? 答えは空の彼方心の鍵をくれる やさしい風に逢えるらせん階段を登るように 少しずつひと…
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神よ何てお礼を言えばいいのか分らない – 水野きみこ
僕は連れてゆきます 今日からこの人を幸福にできるなんて 決まってるわけじゃないけど決して理想じゃなかった むしろその反対だけど胸のときめきは すべてが真実 夢破れたような日もあるだろうけど今日の誓い忘れないで 広いこの世界に君とめぐり合えた歴史に神よ何てお礼を言えばいいのか分らない 白いドレスに包まれ まるで花のようにこんなに君がきれいと 今まで気付かなかった今日は泣いてもいいから 笑ったりはしな…