木山裕策
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世界中のこどもたちが – 木山裕策
せかいじゅうのこどもたちがいちどに わらったらそらも わらうだろうラララ うみもわらうだろう せかいじゅうのこどもたちがいちどに ないたらそらも なくだろうラララ うみもなくだろう ひろげよう ぼくらのゆめをとどけよう ぼくらのこえをさかせよう ぼくらのはなをせかいに にじをかけよう せかいじゅうのこどもたちがいちどに うたったらそらも うたうだろうラララ うみもうたうだろう ララララララララ………
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にじ – 木山裕策
にわのシャベルが いちにちぬれてあめがあがって くしゃみをひとつくもがながれて ひかりがさしてみあげてみれば ラララにじが にじが そらにかかってきみの きみの きぶんもはれてきっと あしたは いいてんききっと あしたは いいてんき せんたくものが いちにちぬれてかぜにふかれて くしゃみをひとつくもがながれて ひかりがさしてみあげてみれば ラララにじが にじが そらにかかってきみの きみの きぶん…
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正解 – 木山裕策
この先に出会うどんな友とも分かち合えない秘密を共にしたそれなのにたったひと言の「ごめんね」だけやけに遠くて言えなかったり 明日も会うのになぜか僕らは眠い眼こすり 夜通しバカ話明くる日 案の定 机並べて居眠りして怒られてるのに笑えてきて 理屈に合わないことをどれだけやれるかが青春だとでもどこかで僕ら思っていたのかな あぁ 答えがある問いばかりを教わってきたよ そのせいだろうか僕たちが知りたかったのは…
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手紙 ~拝啓 十五の君へ~ – 木山裕策
拝啓 この手紙読んでいるあなたはどこで何をしているのだろう十五の僕には誰にも話せない悩みの種があるのです未来の自分に宛てて書く手紙ならきっと素直に打ち明けられるだろう 今 負けそうで 泣きそうで消えてしまいそうな僕は誰の言葉を信じ歩けばいいの?ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて苦しい中で今を生きている今を生きている 拝啓 ありがとう 十五のあなたに伝えたい事があるのです自分とは何でどこへ…
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はじめの一歩 – 木山裕策
小さな 鳥が うたっているよぼくらに 朝が おとずれたよときのうと ちがう あさひが のぼる川の ながれも かがやいている はじめの 一歩 あしたに 一歩今日から 何もかもが 新しい はじめの 一歩 あしたに 一歩勇気を もって 大きく一歩 あるきだせ 信じることを わすれちゃいけないかならず 朝は おとずれるからぼくらの 夢を なくしちゃいけないきっと いつかは かなうはずだよ はじめの 一歩 …
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ありがとうの花 – 木山裕策
ありがとうっていったらみんなが わらってるその かおが うれしくてなんども ありがとう まちじゅうに さいてるありがとうの花かぜに ふかれ あしたにとんでいく ありがとうの花が さくよきみの まちにも ホラ いつかありがとうの花が さくよみんなが わらってるよ ぼくらの ゆめは みんなといっしょに うたうことあったかい てを つなぎみんなで うたうこと ちいさかった 花の ゆめおっきく ふくらんで…
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雨ふり水族館 – 木山裕策
街は雨ふり 不思議な水族館人も 車も さかなに見えるよ赤い長ぐつ 黄色いレインコートビルのガラスまどはさかなたちのステージ 君の傘 僕の傘 まわる雨の中君は船 僕も船 海をすべるよ 街は雨ふり すてきな水族館夢も 時間も シャボンにかわるよ青い自転車 緑のガードレール海の底のようにだまりこんでゆれるよ君の傘 僕の傘 おどる雨の中君はスキップ 僕はステップ 海をすべるよ 君の傘 僕の傘 まわる雨の中…
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花は咲く – 木山裕策
真っ白な 雪道に 春風香るわたしは なつかしいあの街を 思い出す 叶えたい 夢もあった変わりたい 自分もいた今はただ なつかしいあの人を 思い出す 誰かの歌が 聞こえる誰かを 励ましてる誰かの笑顔が 見える悲しみの向こう側に 花は 花は 花は咲くいつか生まれる君に花は 花は 花は咲くわたしは何を残しただろう 夜空の 向こうの 朝の気配にわたしは なつかしいあの日々を 思い出す 傷ついて 傷つけて報…
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YELL – 木山裕策
「“わたし”は今 どこに在るの」と踏みしめた足跡を 何度も見つめ返す枯葉を抱き 秋めく窓辺にかじかんだ指先で 夢を描いた 翼はあるのに 飛べずにいるんだひとりになるのが 恐くて つらくて優しいひだまりに 肩寄せる日々を越えて 僕ら 孤独な夢へと歩く サヨナラは悲しい言葉じゃないそれぞれの夢へと 僕らを繋ぐ YELLともに過ごした日々を胸に抱いて飛び立つよ 独りで 未来<つぎ>の 空へ 僕らはなぜ …
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僕は生きてゆく – 木山裕策
太陽は沈み 夜明けが来るけど昨日と違う景色 もう戻れないんだね キミとの約束 果たせなかったけれど夕陽に誓ったあの場所から必ず会いにゆくから 僕は生きてゆくどんな嵐でもキミと過ごした月日がこの胸で燃えてるから 地球は回って また冬が来ても去年と違う景色 もう戻れないんだね 僕との約束 まだ果たせないけれど朝日を見上げたあの海から誓うよ 強くなろうと 僕は生きてゆくどんな暗闇もキミが照らした勇気がこ…