ボクは今日 ふたのついた
ビンの中で泳ぐ
玉虫色の光を
キラリ キラリさせながら
腹を出し 尾っぽを流して
泳ぐ 赤い金魚
ふ~らり ふ~らり ふ~らり
泳ぐことは頭をぶつけることだ
見ているアナタに 痛さはわからないだろう
ボクは上へも下へも行かないところで
まるであなたの知らないところで
泳ぐ 赤い金魚
ふ~らり ふ~らり ふ~らり
七色に懐れた光の中では
冷たい水と硬いガラスの
優しさに 恥ずかしくなって
こんなに真っ赤になって泳いでいるのです
ふ~らり ふ~らり ふ~らり
やわらかい 膨らんだ腹の中には
黒ずんだ緑のフンが 所狭しと詰められて
一日に数センチの悲しさをしぼり出し
この透き通った水を
汚し 汚し 泳ぐのです
ふ~らり ふ~らり ふ~らり
ああ、もう嫌だ!
と思うことだけが
まだこうして居れる力なのです
だからボクを「アイシテル」と言うのなら
このビンを手にとって
あの硬いコンクリートの壁に
たたきつけて下さい
ふ~らり ふ~らり ふ~らり
ぼくは今日 ふたのついたビンの中で
泳ぐ 金魚
人気の新着歌詞
さよならをおしえて – 戸川純 私は待っているわ 愛してくれるまで貴方を待っているわ さようならいつでも待っているわ 愛してくれるまで貴方を待っているわ さようなら例え大惨事が起きて 濁流が走
好き好き大好き – 戸川純 常識をはるかに超えてつのる想い突然変異的に勃発したバラ色の恋もはや暴力的とも言える程の純愛既に昭和史に刻む勢いのジュ・テームKiss me 殴るよに唇に血が滲む
隣りの印度人 – 戸川純 隣りの印度人なにしてるの隣りの印度人遊ぼうよ隣りの印度人サブウェイ乗って動物園へ行こう子供も印度人カリーライス子供も印度人僕にもターバン巻き方教えていまさらイン
蛹化の女 – 戸川純 月光の白き林で木の根掘れば蝉の蛹のいくつも出てきしああそれはあなたを思い過ぎて変り果てた私の姿月光も凍てつく森で樹液すする私は虫の女いつのまにかあなたが私に気づ
昆虫軍 – 戸川純 ぼくは昆虫 無脊髄まなこ複眼 脳がない内臓囲む キチン質理性感じたこともない道に這い出し ビルに吸いつき空を覆い 駅に溢れ火事に飛び込み 地下に這いずる頭の中は
玉姫様 – 戸川純 ひと月に一度 座敷牢の奥で 玉姫様の発作がおきる肌の色は五色 黒髪は蛇に放射するオーラをおさえきれない中枢神経 子宮に移り十万馬力の破壊力レディヒステリック 玉
Femme Fatale – 戸川純 Here she comesYou better watch your stepShe's going to break your heart in twoIt
ローハイド – 戸川純 Rollin' rollin' rollin' rollin' rollin' rollin'Rollin' rollin' rollin' rollin' r
鈴木建設社歌 – 戸川純 (見よ東の 空明けて平和の光 差すところ緑と青を 保ちつつ)住み良い国を作るため明日の幸せ 一筋に探し求めん 槌音高く鈴木建設 鈴木建設未来に向けて いざ羽ばた
二人のことば – 戸川純 二人のことば二人の手二人のモーツァルト二人の海二人の歌二人の夢二人の故郷二人の愛二人ぼっちでいるだけでしあわせになるあなたと私誰もいない無人島であなたと二人きり
蘇州夜曲 – 戸川純 君がみ胸に抱かれて聞くは夢の船歌恋の唄水の蘇州の花散る春を惜しむか柳がすすり泣く
ラジオのように – 戸川純 ce sera tout a fait comme a la radioce ne sera rien, rien que de la musiquece ne
吹けば飛ぶよな男だが – 戸川純 星のように光る汗流しながらぼうだ滝流るる如く 泣きながらうたおう底辺の者よ 労働者諸君よ忘れまじや若き日に抱きし大志をば親の為にでなく 彼 彼女でなくひとりおの
怒濤の恋愛 – 戸川純 その人の声を聞くだけで失神しそうな怒濤の恋愛深く重く熱く鈍くああ溶岩の流れるごとくその人の声を聞くだけで失神しそうな怒濤の恋愛
勅使河原美加の半生 – 戸川純 君知るや慟哭の果て長い涙の河をつくり枯れ果てて土にかえり砂となって舞うときのあの甘美な諦念をあの甘美な諦念を願わくば砂と舞う前土にかえった私に君の好きな種をまい
極東慰安唱歌 – 戸川純 桜の国の旗ふってタリラッタ タリラッタ タリラッタタ知らない人に声かけられてあなたの名を呼んだねぇーねぇー あの雲はどこ どこへ行くの小高い丘の頂きでタリラッタ
人間合格 – 戸川純 夏のある日 こんだプール水のしぶき受けながらプールサイドに立つと判る汗の匂い 唾の匂い尿の匂いの人の匂いあまりにも人間的な匂いよ冬のある日 火葬場でいった人を泣
家畜海峡 – 戸川純 ひとつ 他人(ひと)のところでI feel like a cattle girl泣きながら豚のよに働く毎日ふたつ 風浪(ふうろう)受けてI feel like