平山カンタロウ

あのね – 平山カンタロウ

10代の君になんて説明しようかな
今は夢さえうまく答えられないよ

相変わらず他人の目を気にしては
格好悪くはなりたくないって繕う毎日

やりたい事だけじゃ生きてけないし
明日もバイト がっかりしたろ
君は僕 ねえ聞いてほしいんだ

あのね でもね
まだ歩いているよ
君が抱いた大きな炎は
小さく赤く燃え続けているよ
立ち止まったり逃げたくなるけど
あのね 歩いているんだよ

ただただ繰り返してるような気がして
ずっとこのままなら
どうなるんだろうなんて怖くもなる

夜明けまで眠れず
カラスが鳴いている
焦ってまたイライラしては
君も泣く 間違いなんて言わせないから

あのね 今ね
やっとやるべきことに会えたんだ
正解かまだわからないけど
小さくか細く でも輝いてるよ
遅すぎるって呆れないでくれ
楽しみにしててよ

あのね 君に
伝えたいことがある
僕をここまで歩かせてくれて
本当 本当にありがとう
立ち止まったり逃げたくなるけど
あのね 後悔なんかしてないよ
じゃあね
またこの街に帰ってきた時は会おう

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