山根綺

雨色スコープ – 山根綺

花の無い部屋で暗がりが明けて
目を覚ましたんだ

明日なんて来ないと笑いながらさ
物語はそうやって始まるみたい
この薄明の息吹と昨日のため息
すれ違いあってどこにいくの

視界が滲み出し 溢れるように
なりふり構わず独りよがり
私を急いて風が吹く

その涙雨 私の中 映して
言葉も意味も弾けて混ざっていた
何か掴みたくて届きそうになると
いつも震えるただ息をするだけで
私の世界が変わっていく
嘘みたいな本当のこと

わたしたちはきっと目まぐるしく変わっていく
枯れない花になれば 異常事態も起こらないさ
日付だけの日記も
永くなっていく夜も
この気持ちの名前も

ふとした時逆さまになる
その瞬間崩壊正解不正解境界線はないさ
ほらいっせーので覗きこんで
果てのない明日を見つめていた

未来は今すぐにやってくるんだ
なりふり構わず独りよがり
雨を急かして花が咲く

あぁ踊り出す心も音のない痛みも
いつか向かい合うその日々の色はきっと
確かに君を描いている

この涙晴れ 私の中 映して
言葉も意味も弾けて混ざっていた
始まりの祈りもありふれた後悔も
いつかは忘れるこの歌も煌めきも
確かにここに芽吹いている
不確かな日々が染まっている
嘘みたいな本当のこと

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