山根綺

  • のば – 山根綺

    言葉にすれば強くても 形にすればもろくて化かしてみても それは小細工なんだどんな大人でも ねえ 少しくらいは流す涙を残しているでしょう 例えば 僕の声が 突然届かなくなったらどれだけの人が 路頭に迷うかなこんなところでも ねえ 君の存在は大した意味を含んでるでしょう なんもしたくなくて なんかしたくなって攻略法もないとこでジャンプしてるよどうかしたいなって でも 高熱出して終わったそんな日々を愛お…

  • わたしは知ってる – 山根綺

    例えばここじゃなく知らない何処かで生まれたらあの日の涙さえ知らずに生きていけたのかな知らない服を着て知らない誰かと笑ったり今の私じゃなく別の誰かになれたのかな 張り裂けるような感情も思い出すのが怖い夜もずっと消えないまままた夜が深くなっていく 世界の何処にも代わりが居ないんだよ痛みを 涙を 覚えてる私はあなたの胸にも同じ傷があること気付けたのは きっとそうだ悲しみを知っているから 例えば失敗や後悔…

  • 第5準備室 – 山根綺

    誰もいない教室でアンプ繋げては音を鳴らす拙くて埃まみれでもここだけが僕らの居場所だった 交じり合っていた線が遠く離れてしまっても 同じ道を辿っていた僕らの恋とか愛よりも 大事なもの時を重ねても変わらない君と選んだ この今を正解にするから 色褪せたアルバムに並んだ夢たち 寂しく消えても 弾む心臓の鼓動は今でもずっと耳に残ってる 眩しい思い出に刻まれた不揃いで青かった2つの足跡時を重ねても忘れない君が…

  • 青春の始まりと悲しみ – 山根綺

    大人になれない空しさにひとり泣いて止まらぬこの人生は誰のものかな日が落ちたのにも気付かずに冷たい街をただ歩いていく今夜はどこへゆこう 特別が欲しくて傷跡を隠して潜るメトロで目を閉じて夜明けを待つ 縛ってばっかな世界はもう苦しいやそうだ本当は僕を愛してみたい何者にもなれないんだって分かっているからただありのまま咲いていたいな 「自己肯定感」「自尊心」もう聞き飽きて大人は大人の振りをしてるだけでしょ?…

  • 雨色スコープ – 山根綺

    花の無い部屋で暗がりが明けて目を覚ましたんだ 明日なんて来ないと笑いながらさ物語はそうやって始まるみたいこの薄明の息吹と昨日のため息すれ違いあってどこにいくの 視界が滲み出し 溢れるようになりふり構わず独りよがり私を急いて風が吹く その涙雨 私の中 映して言葉も意味も弾けて混ざっていた何か掴みたくて届きそうになるといつも震えるただ息をするだけで私の世界が変わっていく嘘みたいな本当のこと わたしたち…

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