山崎ハコ
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竹とんぼ – 山崎ハコ
昔 私が小ちゃな時父さん 竹とんぼつくってくれた母さんにしかられ泣いてた私に 父さん ゴツゴツ手の平でくるくる竹とんぼ回すと飛んだ青い空に高く飛んだ 私もマネして小ちゃな手くるくる竹とんぼ回してみたがすぐに地面に落ちてしまう いくらやっても私にはくるくる竹とんぼ空には飛ばず泣いては父さん 困らせた あれから父さん どこかに行って母さんもどこかに行ってしまい私は一人くらい部屋の中 私は父さんの作って…
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かざぐるま – 山崎ハコ
冷たい北風吹きぬけ かざぐるま 回るよ貴方の残した小さな かざぐるま 回るよ二人の想い出 からませクルクルさよなら色の 風をまきこんで窓辺に座った私の かざぐるま 持つ手もいつしか寒さで 貴方のぬくもりも忘れる 月影うつしてキラキラ かざぐるま 回るよ貴方のつくった小さな かざぐるま 回るよ二人のかわした言葉がクルクルさよなら色の 風の中に散るぽんやりながめる 私の瞳から こぼれるしずくも知らずに…
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影が見えない – 山崎ハコ
全く普通の女の子には 全く普通の影が守ってるたかが15年と笑わないどくれどんな時も お前と生きてきたせっけん水のシャボン玉 れんげ畑のくつかくし毛糸のあやとり はぎれのリボンあの日の私はどこ行った あの日の私はどこ行った影が見えない 全く普通の出逢いがあり 恐ろしい恋が始まると死ぬ事ばかりを考えたが逃げ隠れで今だに生きているもっと大人だったらと 泣いたこともあったが言葉のない会話に 満足していたあ…
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昨夜の男 – 山崎ハコ
昨夜私を抱いた男は肌の冷たい男だった見かけたところヤクザのような仕草に苦味のある男昨夜私を抱いた男は街で拾った男だった子供のような瞳の色が私を悲しくさせたからやり直しがきくものならば私だってこんなに投げやりになったりしない好きにして この躰(からだ)打(ぶ)とうと噛もうと乳房で涙を拭おうと 昨夜私を抱いた男は二度と逢えない男なのさベッドの横の小さな紙に別離(わかれ)の言葉の走り書きその字を見て あ…
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追悲荒年歌 – 山崎ハコ
ちゝのみの 父はいまさず、はゝそばの 母ぞ かなしき。はらからの我と、我が姉日に 夜に 罵(ころ)ばえにけり。怒ります母刀自(ははとじ)見れば、泣き濡れて くどき給へりそこゆゑに、母のかなしさ。 人気の新着歌詞 おらだのふるさと – 山崎ハコ 東京さ出る朝 かあちゃんが荷物の隅に味噌汁詰めるかいずつけっと、おかずなど何もいらねかあちゃん それ手前味噌だべわらびの味噌汁 母の味おらだのふ…
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花之井哀歌 – 山崎ハコ
聞いておくれよ 聞いとくれあたしはここに居る。 あんたを待ってここに居る。 あんたはどこに居るんだろう。雲の中か 大地の果てか 海の彼方だろうか。あんたはどこに居るんだろう。机の下か、 小川のほとりか、 洞窟の中だろうか。聞いておくれよ 聞いとくれあたしはここに居る。 あんたを待ってここに居る。 あんたはどうして居るんだろう。触られたり じゃれあったり 熱くなったりしたっけね。あんたはどうして居る…
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まっくらやみ – 山崎ハコ
薄羽かげろう 夕陽にゆれて洞海湾は錆の色帰るあてなく 精魂つきて まだ見ぬ海へ泳ぎだすはるかな半島 アリラン響く 母なる慶州(きょんじゅ)二度と戻れぬ根っこを失くした日本人 私の国はどこにある 汽車は炭ひく 後ろ髪や引くな川筋下罪人 スラを曳く遠賀川筋 行き交う船に 無情の風も子守唄皆で歌うて喧嘩して笑うて ボタがどんとくりゃ炭の下神も仏もどこにおらすか 地獄のような極楽ばい真っ黒闇の地の下を ス…
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元気かい – 山崎ハコ
今は朝なのか 光はささないよ夕陽も 朝日も 輝かず 悲しい美しい色がない 果てしない闇だけさ迷いこんだ道の中 遠くから声がする元気かいって 誰かが言うよ元気かいって 私も言ったなぜだろう みんな動いてる いつもと同じよに笑顔も涙も 黙って流れる二度とは笑えない 楽しみを忘れたさ「少しだけほほえんで」 なつかしい声がする元気かいって 誰かが言うと元気かいって 私も言った自分に きっと見えてるね 深い…
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新宿心中 – 山崎ハコ
この街にはいくつも思い出が詰まっている初めて女を知った裏通りも今はビル死ぬなら晴れた夜に限ると言ってたお前瞬く星が見取ってくれるといいね俺もそう思う新宿 Moon light 新宿 Stardust —お前に抱かれて眠りにつく 若かったね俺達喧嘩ばかりしていたお前となら最後は軽く御免で済んでた一緒に大人になっただからねとお前が泣く一人で先に行っては駄目よといいさ約束をするよ新宿 Day…
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二人のふるさと – 山崎ハコ
空を見れば鳥が呼んでいる君の知らない町を見に行こう本当は翼があるのだから簡単さ自由に飛べるはずだよ見たこともない景色だよそうかここはあなたのふるさと私がいない 川を見ればせせらぎが呼ぶよあなた知らない町を見に行こう本当は一人で怖いのだよ守ってくれた人たちは見えない見覚えのある景色だよそうかここは私のふるさとあなたがいない 空を見れば誰か呼んでいる新しいふるさとを見に行こう悲しいことがあったとしても…