大井とも子

瀬戸のしのび雨 – 大井とも子

おんな命の あかりを灯(とも)し
あなたを追(お)って 駆(か)けて行(い)く
添(そ)えない人とは 分かっていても
瀬戸の港の 儚(はか)な恋
この身(み)死(し)ぬほど 恋い焦(こ)がれ
今もあなたに 逢いたくて
ひとり瀬戸内 夜のしのび雨

おんな心の 幸せ求め
両の手合わす 屋島寺(やしまじ)に
願いをかける この身が憎(にく)い
思いきれない 儚な恋
弱い私を 叱(しか)るよに
風がたずねる 胸の内
肩に寄り添(そ)う 夜のしのび雨

追(お)えば追うほど 色濃(いろこ)く染(そ)まる
一途(いちず)という名の 恋の色
ふたりの春は 何処(どこ)に消えても
夢を絡(から)める 儚な恋
雨に濡(ぬ)れてる 花の名は
二度と咲かない 愛の花
ひとり瀬戸内 夜のしのび雨

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夕焼けに染まる海 人影もなく想い出は風の中 希望も夢も今はただ恋しさに 心震える波間(なみま)には潮風が あの日のままにもしも叶(かな)うなら 生まれ変わっても

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