塩野雅子
花かげ – 塩野雅子
十五夜お月様 一人ぼち
桜吹雪の 花かげに
花嫁姿の お姉さま
車にゆられて 行きました
十五夜お月様 見てたでしょう
桜吹雪の 花かげに
花嫁姿の お姉さまと
お別れ惜しんで 泣きました
十五夜お月様 一人ぼち
桜吹雪の 花かげに
遠いお里の お姉さま
私は一人に なりました
十五夜お月様 一人ぼち
桜吹雪の 花かげに
花嫁姿の お姉さま
車にゆられて 行きました
十五夜お月様 見てたでしょう
桜吹雪の 花かげに
花嫁姿の お姉さまと
お別れ惜しんで 泣きました
十五夜お月様 一人ぼち
桜吹雪の 花かげに
遠いお里の お姉さま
私は一人に なりました
とんぼの めがねは みずいろ めがねあおいおそらを とんだからとんだからとんぼの めがねは ぴかぴか めがねおてんとさまを みてたからみてたからとんぼの めがね
あれは およめさんに なった日のことたくさんの 花に かこまれて足が 宙に 浮きあがるほど思いきり しあわせ かんじましたあれから 何年 たったでしょうかいそが