保科有里

  • 愁止符 – 保科有里

    もう終りにしましょう 疲れきったふたりなら寂しさを慰めあうだけの そんな関係はそばにいれば本当の 別れなんか出来ないわ戯れで呼びださないで 私を また負けてしまうからひび割れた 愛情(あい)のすき間にうずくまるよりも 想い出から逃げだして心のままに輝いて 昔のあなたらしく悲しくなるほど 今でも好きだけど…あなたひとりを ふるえる指を拒めば 涙だけがこぼれるわ冷えきった空気の中で ふたりにもう言葉な…

  • さくらの花よ 泣きなさい – 保科有里

    逢いたくて瞼(め)を閉じて この胸の寂しさを人は誰も幼いと きっと笑うだろう心まで嘘をつき また人を傷つけて生きることの 恥ずかしさ 自分だけに問えば…さくらの花よ 泣きなさいそんなに誰かが 恋しいならばさくらの花よ 泣きなさい隣りでボクも 泣いてあげるから この慕(おも)い秘めたまま さよならが出来るなら時はすべて灰色に 変えてしまうだろうまた生れ変れると 言葉だけ捜しても死ねるほどの潔(いさぎ…

  • ラブ・バラード – 保科有里

    お願いよ あと少し このままでいさせてまどろんで仰ぐ 星たちのように 肩寄せて 恋をして 悩んだり ありふれた人生こんなにも幸せに 何故だかなれることが そう 不思議 あなたの 好きなものすべて 私の愛するすべて夜更けにふかす煙草 マティスとシャガール甘いラブ・バラード ALL OF YOU… いつの日か そうきっと 音もなく 消え去る限りある命 その名前 胸に 抱きしめて なんとなく 傷ついて …

  • グッバイ・ソウル – 保科有里

    最終便に間に合うようにタクシーを拾いましょう夜の市場の 人ごみの中あなたにはぐれた フリで 南大門で見つめた最後の背中許してほしい こんな我儘な別れを グッバイ・ソウルめぐり逢えた この美しいアジアの街グッバイ・ソウル忘れないわ さよならあなた このままずっと あなたとふたりこの街で 暮らせたら夢を見るほど 幸せだった別れを言えない くらい 優しい腕に も一度抱かれたならば引き返せない きっと何も…

  • NE-KO – 保科有里

    ミャーン ミャーン泣いてすり寄ってくるあんたはいいね あたしがいるからミャーン ミャーンそれでも 悲しいこともあろう誰かに 恋した こともあろう 猫に生まれりゃ 猫の人生不幸もあれば 幸福も淋しいね 逢いたいねふたりを捨てた あの人に淋しいね 逢いたいねふたりを捨てた あの人に ミャーン ミャーン泣いて心配してるあんただけだよ 解っているのはミャーン ミャーン今夜も隣りで 眠ろうかぬくもり 借りて…

  • さすらい譜 – 保科有里

    果てなき夢を 追いかけて流れゆく町 風さみし遠い他国の 夕暮れに思う故郷の なつかしき女は秋の ちぎれ雲ひとつ所に 何故住めぬuh~めぐる旅路の つれづれにしのぶ心の やるせなさ 愛しき人の 面影を抱く夜更けの 肌寒さ呼べど届かぬ 恋なれど散れば切なく 痛む胸さすらいながら 訪ねゆく夢のみちのり 長すぎてuh~つけた煙草の 火も細る雨の日暮れの 港駅 女は秋の ちぎれ雲ひとつ所に 何故住めぬuh~…

  • 神無月に抱かれて – 保科有里

    泣き濡れて神無月 夢のまた夢の中へ待ちわびた襟もとに 絹づれの吐息をもらす人は何故恋をして 月夜の海へと身を投げる抱かれても あぁ抱かれても行きつく天国はない甘い果実酒にあなたを酔わせ 徒然のままに 宵待ちの明星が 黄金色の糸でしばる波を打つ乳房にも 切なさの痛みが走る愛は何故永遠の 悲しみばかりをくりかえす抱かれても あぁ抱かれても見果てぬ愛はない時を泳いであなたに溺れ 徒然のままに 人は何故恋…

  • 赤い爪 – 保科有里

    Ah…指先が Ah…憶えてるAh…赤い爪 マニキュアを落としてもAh…ため息が Ah…恋しがるAh…あの人の 冷たさを 身を投げる白いベッド 涙のあとが波を打つ失くしてた金のピアスが ピローの下に隠れてアズナヴール探してる 許せぬ人だけどまだ愛してる少しは 抱かれることはないけど Ah…口唇を Ah…マティーニでAh…濡らすたび あの人を想い出すAh…真夜中の Ah…音でAh…身体まで 熱くなる …

  • 元気と勇気と微笑みと – 保科有里

    悲しみは 希望の始まりさ雨の日も いつかは虹になる今日の日が 涙で濡れたならこの空を 見上げるのみんなで 元気と勇気と微笑みと きっと心にあふれてくるだから大きな声を かけ合って 歩いて行こう足を高く上げて 両手をふって胸を張って 歌を唄って 歩いて行こう悲しみを いま乗り越えて 悲しみは 希望の手招きさ寒い日も いつかは晴れになる今日の日が 切なくふるえたら青空を 掴もうよみんなで 元気と勇気と…

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