伊奈かっぺい
大きなポケット – 伊奈かっぺい
ぼくの ポケットに 風をつめて
きみの ポケットに 雲をつめて
あおい空の下 駆けてく夢をみた
ぼくは春の風 きみ 春の雲
ぼくの ポケットに 今日も入れて
きみの ポケットに 明日も入れて
遠い山の道 歩いて行こう
道はどこまでも 花 いつまでも
ぼくの ポケットに きみを入れて
きみの ポケットに ぼくを入れて
ふたり声あわせ 歌う夢をみた
みんな声あわせ 歌う夢をみた
みんな声あわせ 歌う夢をみた
ぼくの ポケットに 風をつめて
きみの ポケットに 雲をつめて
あおい空の下 駆けてく夢をみた
ぼくは春の風 きみ 春の雲
ぼくの ポケットに 今日も入れて
きみの ポケットに 明日も入れて
遠い山の道 歩いて行こう
道はどこまでも 花 いつまでも
ぼくの ポケットに きみを入れて
きみの ポケットに ぼくを入れて
ふたり声あわせ 歌う夢をみた
みんな声あわせ 歌う夢をみた
みんな声あわせ 歌う夢をみた
子供(わらし)が…生まれだんだ。うん…子供(わらし)が…生まれだんだ。父親ど同じ この雪国で 子供(わらし)が生まれだんだ。父親と同じ頃そんだ、雪溶げが終て 春
春を忘れず 花が咲き夏に吹かれて 祭りの灯ありふれた城下町ここが ふるさと出て行く お前を止めはしない背中に向けて ひとり言たとえお前が ふるさとを捨ててもふる
風が吹いたら 吹いたよに風を背中に 歩いてきたさ流されて 放されてこれが自分の生き方と誰に遠慮がいるもんか死ぬまで笑って 酒 飲んで風に吹かれて 生きてやる蒼穹
海に降る雪 かわいそうだと思うよ海に降る雪 さびしそうだと思うよひとときも 積もることなく 溶けてゆくせめて せめて 海の上からせめて せめて 連絡船の窓からみ
少しだけで いいんだよ夢だって希望だって少しだけで いいんだよ いいんだよいっぱい かかえてふくらませてさ破れて 壊れて 泣くよりは少しだけで いいんだよ夢だっ
不思議だな 不思議だな なぜなんだろうなミドリの草を いっぱい食べて白い牛乳 できるんだなんて不思議だな 不思議だな なぜなんだろな『なぜなんだろう どうしてな
花の名を ひとつ おぼえてひとつ おとなになる鳥の声 ひとつ おぼえてひとつ おとなになるひとつと ひとつ 重ねてねきのうと ちがう きょうになるおはようを 一
命 縮めて 夜毎の酒を呑んで くだまく お父さん会社務めが つらいのだろかそれとも 我が家(や)の妻と子が心の重荷に なってるだろか元気で長生きしてほしい幼い
見上げれば白…見わたせば白…見上げれば白…見わたせば白…お元気ですか 故郷は 今年も雪がいっぱいです 雪がいっぱいです見上げれば白…見わたせば白…見上げれば白…
青空から落ちてくる雪そんなに 珍しいわけじゃないさ星空から流れてくる雪ゆうべもそうだったよ下から吹きあげる雪いつものことだよでも 雨あがりのあと虹と いっしょの