三船和子
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びわ湖しぐれ – 三船和子
仕舞い忘れた 風鈴の音に急かされ 旅支度びわ湖しぐれに 追われるように蛇の目を斜めに 差しかけてなみだ堪えた 北国(きた)街道 意地が棹さす この胸に今は帰らぬ 時の坂揺れる想いに けじめをつけてあなたにもらった 髪留めを深く沈めた びわの湖(うみ) 両の手合わせ しあわせを祈る心の 儚さよ観音様の 情けにすがりいつか来る春 ゆめ暦願う夜明けの 鐘の音 人気の新着歌詞 おとうさん – …
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浦富海岸 – 三船和子
都会(まち)を逃れて 浦富(うらどめ)の海夕日見つめて 立ち尽くす愛することより 愛されたくて見ていた夢は 我侭(わがまま)ですか未練揺れます 鴨ケ磯(かもがいそ)巣をさまよう 白い波 松を抱いた 小さな島にあなた偲べば 懐かしい心は満ち潮 逢いたさ募りさよなら悔やむ 嘆きの風が髪を梳く手を 弄(もてあそ)ぶ胸に切ない 波の音 たった一言 荒砂神社(あらすなさま)に願う女の 恋ひとつ痛んだ心を 慰…
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ひと夜草 – 三船和子
どうかこのままで いさせて下さいあなたを愛する 私のままで心さえ 通いあえたならそれで それで 幸せよ朝に閉じ 夕べに咲いた私 あなたの ひと夜草 ふたりめぐり逢う 運命(さだめ)に生まれこの世で結べぬ 縁に泣いた移り香が 残るこの肌をそっと そっと 抱きしめるこの逢瀬 百夜とおなじ私 あなたの ひと夜草 いいえこの恋を 悔やんでいませんあなたに逢えない 明日が来てもうしろ影 送るその度にこれが …
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瑠璃あざみ – 三船和子
濡れてゆきます このまま一人肩に冷たい 走り雨人目忍んで 隠れ宿何度この道 通ったか雨に打たれて 咲く花は心とがめる 瑠璃あざみ 行こか戻ろか ためらいながら女ごころの 通せんぼ今日が最後と 決めたのに逢えば崩れる 私です匂いたつよに 咲く花はあなた誘って 瑠璃あざみ 髪の乱れを 恥じらうように隠す胸もと 紅の裾帰りたくない 帰さない白い素足が 艶(いろ)めいて縋る想いで 咲く花は何故に哀しい 瑠…
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夫婦ほたる – 三船和子
夜が冷たい この世の闇に夫婦ほたるは 灯を点す愛があるから 笑って生きた愛があるから 幸せよ甘い水には 夢があり苦い水には 苦労がしみる 生きることには 不器用だけど夫婦ほたるの むつまじさ宿があるから 寄り添いながら宿があるから 寄り添うの二人ぐらしの 晩酌につくる手料理 こころが弾む 羽根をすり寄せ 労(いたわ)りあって夫婦ほたるは 明日を呼ぶ夜があるから 耐えられるのさ夜があるから 耐えるの…
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化粧雪 – 三船和子
添えないこの世の 恋ならば涙の花か 化粧雪忍び逢う夜の 酒をつぐ 酒をつぐ許し合う身の 情け宿明日の別れを 忘れたい どんなに待っても 来ない春運命(さだめ)を泣くか 化粧雪これでいいのよ 怨まない 怨まない酔ってささやく 夢もある想い出枕の 暖かさ どんなに愛され 愛しても幸せ薄い 化粧雪燃えて甘える 腕の中 腕の中解いて結んだ 帯だけが夜明けの切なさ 知っている 人気の新着歌詞 おとうさん &…
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幸せは ホラ… – 三船和子
だって生きてりゃ 全部イヤになる日も あるわ棄ててしまえば きっと楽になれるなんて*幸せならそこに ホラホラホラ街角 すぐそこに ホラホラホラ来てる…だから も少し少し無理に 笑って見せてそして生きてりゃ きっと明日(あした)風も変わる もしもそれでも 心重く晴れない 時は無理に笑わず 声を上げて泣けば いいわ幸せならそこに ホラホラホラドア越し 隙き間から ホラホラホラ見てる…だから も少し少し…
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夫婦げんかも愛なのね – 三船和子
夫婦げんかの ひとつやふたつきっとするでしょ おしどりも黙っていれば 良いものを隠したトゲが ついポロリ言い過ぎたわね 許してね ねぇあなた 夫婦げんかの 始まりなんて虫の居どころ それ次第話を聞いて 欲しいのにいつでもあなた 空(から)返事女房だって 女です ねぇあなた 夫婦げんかの 勝ち負けなんて野暮なことです 言わないでお天道様が 昇ったら忘れたフリを するだけよ仲良くしてね これからも ね…
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さざんかの宿 – 三船和子
くもりガラスを 手で拭いてあなた明日が 見えますか愛しても 愛しても あゝ他人の妻赤く咲いても 冬の花咲いてさびしい さざんかの宿 ぬいた指輪の 罪のあとかんでください 思いきり燃えたって 燃えたって あゝ他人の妻運命かなしい 冬の花明日はいらない さざんかの宿 せめて朝まで 腕の中夢を見させて くれますかつくしても つくしても あゝ他人の妻ふたり咲いても 冬の花春はいつくる さざんかの宿 人気の…
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あんたの女房 – 三船和子
うちはあんたの 女房やないか後押しさせてや 人生を一花も二花も 咲かせてこそが男姿の 鯉のぼりきばってや きばってや負けたらあかん うちはあんたの 女房やないか苦労は承知や まかせてや好きおおて惚れおおて 一緒に暮らすここがふるさと 北新地ええところ ええところ見せなきゃあかん うちはあんたの 女房やないか命をあずけて 本望や小さなお店を 持つその夢をもうすぐ実らす 日も近いきばってや きばってや…