サイダーガール

  • 夜に揺られて – サイダーガール

    「疲れたから」って理由で旅しようよカレンダーにこっそり小さな丸付けようよ187円のアルコールで話しようよ終わっちゃう夜を少しだけ長くしようよ 夜更けに僕らは眠れないまま海沿い 文庫本 砂を被る 思い出している 忘れようとする固結びで上手く解けないから潰して履くスニーカーの踵随分と歩いてきたんだな 思い出している 忘れようとする大人の振りで内緒話にしよう大丈夫 もう この夜が終わるだけ明日に帰ろう …

  • ヒナ – サイダーガール

    淡い光がそっと頬を撫でたカーテンを捲り 分かったと答えた欠伸を飲み込んで 顔を洗う猫背の僕だ 家の鍵は忘れないように 後悔は家に置いていくように十二月の空 白い息が混ざる 怖くないの? なんて ふと自分に問いかける眩しくて少し目が痛いな でも大丈夫 飛び立てる 片手で持てるくらいの鞄が大切な思い出で溢れてる零れた記憶の額縁をばら撒きながらも飛んでいけ 不器用なままの飛び方じゃ飛行機雲追い越せないか…

  • 火鍋 – サイダーガール

    あなたの事が分かりたいな 気を遣い肉をよそうあなたにも辟易です肴にもならない与太話ももう腹一杯です 結構ですとは言え自分も鍋を囲い笑っているじゃないかあなたが誰の何のためにとか 今考えていました あなたの事が分かりたいなでも言えなくて 僕は狡いなあなたの事が分かりたいな沸々と煮える 時間は過ぎる でも少し位は分かってほしい言葉を烏龍茶で流し込むまた隠れて時間を気にしてる底の浅い鍋に届く 僕らの箸 …

  • わすれもの – サイダーガール

    願いが足りずに 君まで泳げなかった歌ヘッドフォンの海を彷徨う 目を閉じたまま溺れていく明日の天気は晴れ模様 うざいくらいの青が空を埋め尽くすみたいです心だってそうだろう? 「さよなら」とあの日の僕に忘れられた歌 でも本当はまだ覚えてるんだよ要らないと捨てた過去 描いた絵空事は今だからなんかな ほんの少し良いと思えた 忘れ物を取りに帰る大義名分を振りかざす訳じゃない腑抜けた自分を救える照れ臭い言葉を…

  • 透明 – サイダーガール

    雑踏の中 紛れるように 目を伏せて歩く僕が嫌いだ踏まれた靴の黒い汚れも どうせ誰も気付いちゃいないよな 満員電車 僕一人でも 降りたなら誰か救われますか圧し潰された黒い心を開いてはまた閉じてを繰り返す 誰のことも傷付けない このまま忘れて下さいみんなと同じ気持ちになればまだ楽なのになぁ 夜道を歩け 侘しさ隠せ 眠い目擦り見上げた お星さま本当はもう其処に居ないのに 綺麗だねと褒められて狡いな 心の…

  • 生きルンです – サイダーガール

    去ってしまった休日 眠れないな 眠れないな書き溜めていた憂鬱 ゴミ箱一杯になってた妄想で描く理想像 僕じゃないな 僕じゃないなポケットに隠した嘘も要らないから何処かに捨てよう このナンセンスなセンテンスでもオーライそういえば君の事もよく知らないからさ まだ僕は眠れないや 君の夢を見たいのにな即席の答えを探しても言葉に出来ないミッドナイトまだ終わらないや どうせならもう忘れてしまえば?誰か僕に教えて…

  • Choose!!! – サイダーガール

    いつまで経ってもロールプレイから抜け出せないよな朝カラ晩マデ私ハ歯車コチラ異常ナシ 1.2.3.4.5.6.7.8.9あっちもこっちも見渡す限りに村人ばっかり 星に願いを 祈る人に神様がほくそ笑む ナンセンス信じるものは自分で決める大きな声に騙されない正しいものばかりじゃない涙を呑むこともある ああ 君も選んで来たんだ好きなことを歌うためああ 君の声がきっと僕の道標だ ル ル ループ代り映えのない…

  • wagon – サイダーガール

    ハロー ハロー 其方はお元気ですか新しい世界を受け入れてるかな知らない誰かと上手くやれるかなきっともう 要らないよな 心配は 何故だろう 心の隙間がほんの少しだけ埋まらないんだよだからどうしようと構わないんだけど明日もあなたは 何処で何してる? 此方はぼんやりと生きる暮らしの最中 困難が待っていてもふわっと風が吹いたら またワゴンに揺られていきましょう ハロー ハロー 其方はお元気ですか新しい思い…

  • 栞 – サイダーガール

    きっと僕もいつかは目を伏せて泣いてしまうからこの歌を思い出せるようにと栞にするよ 唄うよ ニュースキャスターの言葉すら覚えてないから雨の中 傘も差さず歩いて帰った日のこと 君の顔色気にして言いそびれていたこと誰かの青臭い思い出になりたかったこと こんなのばかりだな それでも 何回も描いて 空に混ざって溶けて少しだけ光ってやっと見えてきた未来泳いで 息継ぎも下手くそで咽せた日のこと 何と名付けよう …

  • HELLO – サイダーガール

    忘れないでよそんな言葉 口に出しては後悔の日々行かないでよ 僕を残して抱き寄せるのは鈍色の過去 何処かで犬が鳴いている寝惚け眼の僕に怒っているそれを見た君が呆れて笑うようなそんな日々を僕は待っている 心の中 足りないのは君が此処に居ないからなんだってハローグッバイの後に残る寂しさは今はもう要らないよ 傷付いても 嘘をついてもなんとなくは伝わるんじゃないかって雨上がりのよく晴れた日のことを今も僕は思…

Back to top button