yama
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オリジン – yama
どことなく歪んだディストピア鳴り止まない喧騒がシンフォニア渾然とした鳥籠の中微かな灯火を手に入れた 背を向けた理想と気儘な本能シリアスなリアルを象るレイヤード 行き場のない言葉がひたすら瞼の奥を駆け足で逆らうたとえ挫けそうになっても身を粉にして喰らいついて どうか強く在りたいと、痛いほど願うよ霞んでゆく世界で惑わされてもいい 狂わされるマヤカシで歩むことをやめないで無防備な感情もいっそ味方にしてさ…
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ブルーバード – yama
飛翔(はばた)いたら 戻らないと言って目指したのは 蒼い 蒼い あの空 “悲しみ”はまだ覚えられず “切なさ”は今つかみはじめたあなたへと抱く この感情も 今“言葉”に変わっていく 未知なる世界の 遊迷(ゆめ)から目覚めてこの羽根を広げ 飛び立つ 飛翔(はばた)いたら 戻らないと言って目指したのは 白い 白い あの雲突き抜けたら みつかると知って振り切るほど 蒼い 蒼い あの空蒼い 蒼い あの空蒼…
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沫雪 – yama
途切れ途切れの声警笛が鳴り響くノイズの中、潜めた言葉はもう知っていた 二人別つ窓が閉ざされていく千切れそうな糸を眺めていた よろけたまま伸ばした手は空(くう)を掻く哀れむような風の音黙り込んだ君の眼に映したまま飛び散る 記憶も壊してよ遠退くほど想い出した柔らかな君の解けていく髪 記憶を貸して 壊して あの日は隣り合わせ途切れないで、と繋ぎ止めたイヤホンでまた明日、を見送って同じ結末 願って繰り返し…
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偽顔 – yama
関係、探って嗚呼 ごめんねって意味がないねバグだらけアルゴリズム満ち足りないじゃあどうなりたい?そっと暴いて二重で被る面相 優しい言葉 並べてふたり お揃いに甘えて演じて魅せてるのは誰のために ただ 泣いたように 笑っていたんだAll eyes on me偽りの DeepfakerI なんてわかっちゃいないんだAll eyes on meいつのまにか Deepfaker 重ね重ねお詫びします気持ち…
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独白 – yama
だましだましで息をしてたから明日に持っていく余白がないほどただれ腐って黒くなった跡が覆いつくしていた 僕の歪んだ器が嫌いで額打ちつけ無力さを責めた君の純白な器が綺麗で声にならない声で牙を剥いていた 背中合わせた君の孤独が僕だ埋まることのないテスト用紙を片手にただ無垢なまま歩いていたかった敵わないと気づきたかったずっと 己の性知る度にいっそあるがままを許せたらいいのに力一杯を託した言葉で失いはてた心…
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こだま – yama
溢さないでいようよたゆたう日々でも春の夜風を感じるままにさ腐らないでいようしがらみは要らない囁く言葉は優しいこだまになれ 普通のふりをしておぼつかないまま歩いてる血潮の色隠しながら野ざらしにされたままで 誰もがみな生き急ぐように繰り返される言葉の応酬上面だけ見てる気まぐれな戯言に今は泣いているの 溢さないでいようよたゆたう日々でも春の夜風を感じるままにさ腐らないでいようしがらみは要らない囁く言葉は…
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灰炎 – yama
感情を研ぎ澄ました誰も居ない交差点夕立に打たれた街で僕は未だ燃えている 不確かな今を見た彼方の空はいつも僕らに影を落とす誰かの思惑通り咳き込みそうな煙がむしばむように歩くぼやけた眼に映るセピア色の夢から醒めた 隣り合ってるはずの音が僕を置いていく綺麗だねって笑ってくれよ 風 切り裂いて明日世界が終わるとも声 ばら撒いた灰になっていたのああ 生の衝動宙を舞い踊るオブリガートもっと祈りを超えて灰になっ…
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イノセント – yama
何気ない日々も何時かは神様の気持ちひとつで煙のように消える ほろ苦い日々も何時かは思い出のように綺麗なものになれれば構わないから 君の声が聞こえたから青い空を見上げたんだ君の声が聞こえたから風のように歩き出すこの日々を 独り善がりな夢、努力も誰かのためになる気がして意味もなくただ続けた くだらない日々もいつかは神様の気持ちひとつで光のように僕らを照らす 君のことを忘れたから青い空を隠したんだ君のこ…
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陽だまり – yama
僕の小さな手をぎゅっと握ったあなたは陽だまりのような人僕の無茶なお願いも叶えてくれたあなたは広い空のような人 黄金色の笑顔を見せたあなたのことが愛おしくて風が舞い込む夜は頬寄せ合って見返りないこのぬくもりあなたは僕に教えてくれたかけがえのない残像をまだ感じている 僕の震える手をぎゅっと握ったあなたは陽だまりのような人何時も僕のしあわせを願ってくれたあなたは飾らないままの人 黄金色の笑顔を見せたあな…
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日々 – yama
置き去りにされんのはいつもこっち側ってさ決まってる冷めた自分将来のことなんもかんも後回し夢見てる仰向けばなんもない人生のシミばかり数えてやんの俯けばなんともないのに重力で涙が落ちる ああ…悲しいな夜明けの光よああ… いつも通りに今日が終わってくいつも通りに何もできないいつも通りに今日が終わってくいつも通りにいつも通りさ 割を食うのは何時なんときでもこっち側ってさ分かってる冷めた飯冷めた視線醒めた夢…