XIIX
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煌めき – XIIX
例えば花の匂いに吸い寄せられたミツバチは嬉しいんだろうか大好きなもの夢中になると大好き過ぎても少し苦しいよな 突然の雨濡れた花びらこぼれ落ちた雫が次の朝に陽を映して光る 一歩一歩踏みしめたでこぼこあなぼこくねった道いつまでもいつまでも君のそばにいたいよきっときっとを繰り返した泥臭い僕の旅路は魔法って言葉じゃ足りないけどたった1秒の煌めきはきっとさめない魔法 例えば夢が潰えて崩れ落ち涙を流す子供達を…
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All Light – XIIX
わかっていたはずなのに好きなものや好きな景色が眩しく見えるのはとても不思議なこと 今までとこれからが交わる場所大事なものは多いほどいいねくすぶった心火照る体 そんな光でそんな影で今日も世界は回ってゆくんだね スターライト 火花を散らしてスターライト 輝きを放つ わかっていたはずなのに誰かのこと幸せじゃないと誰かが決めるのはとても悲しいこと 嫌いな自分は捨ててしまえばどんなにどんなに楽になるかなそん…
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次の朝へ – XIIX
何から伝えればいいだろうよくわからないけどこれが最後の朝食だねって焦げたパンを頬張る 人の数だけ普通があってその逆もあることも近過ぎるだけでは見えないいつも変わらない優しさがときに切ないこともあなたと出会わなければ知らなかったよ ありふれた言葉が部屋中舞うけれどどれも違う気がするからもどかしいなまだ寝ぼけてるふりをしてその目を擦ったなら次の朝へ 言葉にならない感情は大事にしまうから2人がここまで重…
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タイニーダンサー – XIIX
鏡に映った顔はまた自分を睨んでいる同じようで違う笑い方を必死に探して 頭の上飛行機が唸り声をあげてゆくビルの影を掠めてずいぶん低く飛ぶもんだ いつだって優しくありたいと願った感情が残酷なくらいに押し寄せてくるのさ my hometown風に吹かれてこの街を踊る君は tiny dancer舞おうか 鳥たちの歌声が夕暮れの片隅で響いている疲れ切ったブランコがゆらりゆらり軋んでいる螺旋状に巡る日を走るそ…
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White Song – XIIX
季節は一つ巡り 相も変わらずに二人何をするでもなくそこにいる興味のないテレビ 同じとこで笑ってたり些細なことで幸せを噛み締める くだらないやり取りがさりげない気遣いが気持ちいいから堪らないんだ 二つに並んだグラス重ねてきた時間を燻らす笑わないでどうか聞いてほしい もっと二人でいようよ冴えない話をしようよ今まで上手に言えなかったけど ずっと二人でいようよバイバイはなしにしようよ運命が二人をわかつまで…
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あれ – XIIX
あれ?まだ誰もいないじゃん広い広い未開拓地やめときななんて逆に塞がりません開いた口白黒つけなきゃ落ち着けないのはただの気まぐれ?色眼鏡かけちゃ大抵のことは真っ青になるぜ 嫉妬がどうも臭い星に願いわずかばかりの愛をくれてやるよ わざわざ足を止めるまでもないだってまだいけるはずでしょ あれ?この話前にもしたことがあったかもだけど綺麗に咲けばどれだって素敵さ赤青黄色スレスレになるまで忍び寄っちゃってんだ…
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正者の行進 – XIIX
君は一体誰だったっけ?勝利の味がクセになってしょうがない?そうかな?でもさあ ○×△を付けたって王者に死角はないんだってしょうがない?そうかな?でもさあ きっと誰しもリスキーがお好きでしょもう少し遊びましょ合わせ鏡の愛に囚われた憎悪 こちとらはなからロー懐狙う一刀こちとらはなからロー目を覚ましな! 気の済むまでのオデッセイ今現時点やや劣勢選ばれしリビングデッドたちよ思い通りいざ素敵な旅に出よう 疎…
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シトラス – XIIX
話し足りないね 足りないねまだわからなくてわだかまりとか高鳴りをどうやって飲み込もうか 見惚れてたいね 愛でたいね可憐な花には棘があるらしいから探そうそりゃそう 諦める理由が一つでもあれば楽なのにルサンチマン?無論、違う居心地悪いな ばらばらに散らばっては拾い集めたこれが正解でも間違いでもさ 別にいいや黙ってられないほど胸が弾けた繰り返すだけの日々に水を差すよ 何かと匂わす香りはシトラス頑張ろう言…
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魔法の鏡 – XIIX
どうでもいいやカガミヨカガミ 魔法をかけてたりらりら たりらりら目と目が合った瞬間 頬をつたう涙がふたつ流れた ねえ悲しさがもう一度 好きになれたら なんにもいらないくらがりの中で 手繰る夢 絶対的不利じゃない? 全体的無理じゃない? って もう何度目だっけ解答など欲しくない なんもかんも忘れたいね どうでもいいやカガミヨカガミ 魔法をかけてたりらりら たりらりら目と目が合った瞬間 頬をつたう涙が…
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月と蝶 – XIIX
感情心情まとわりつく夜の匂いに紛れて赤い月明かりはじわり街を見下ろす足りない ×7 まま あれだめ、これだめ、の予防接種忍び寄りほら気づけば過剰摂取派手にぶっ飛んだ真面目さは眩しいね 舞い上がってはまた沈んでそんで僕が世界の隅々までフリスビー飛ばしちゃったらきっと up side down も関係ない 「手を取り合って僕らは生きる」それは薬で鎖 羽は腐り影でクスリ 誰かが笑う 今、感情心情まとわり…