TOOBOE

  • クソだりぃ – TOOBOE

    何か 疾しい廃棄レンタルのビデオテープラベルの上に積もるハウスダスト夕方過ぎなのに寝過ごしてスカしたバイト 頼りなさすぎるレセプションおざなりにされた 無観客のスタジオ抜け駆けして遠くどこかへ逃亡 上下で違うブランド纏って拍手を浴びるスーパースター悲しくも格好の的になったわ遊覧船に乗って 明日を探そうよ 夜が近づいているから末期の酒乱 まるで爆竹 耳の中で鳴ってるみたい アリガトどうかしてるよな …

  • 初恋 – TOOBOE

    冴えない生活には およそ慣れてんだわ今夜もニュース番組でお茶を濁して消耗する精神は青春の残り香モラトリアム余して私は空中に浮遊 忘れないで この世界はノンフィクション言葉で解決 出来ない事ばかり 今は 手を離さないで この夜が明けるまで単純明快なヘルプ心 動かされちまって萎えちまうよな雷鳴に撃たれた様な初恋だったんだ 曖昧なヒーローとは 有限の生存時間禁欲も甚だあっちゅう間に屈して濃密な空想から …

  • 素晴らしき世界 – TOOBOE

    優雅な髪飾り まるで野晒し気づけば埃かぶって駄目になりそうさっさと廃棄しちゃって 次へ次へとお終いね こんな世界 めちゃくちゃ 絡まってしまったイヤホンコード解く前にサヨナラたまたま 手に入れた中古のレコードがなんとも美しい 這いつくばった身体で何をしよう取り柄のない私と夜を明かそう掻っ攫って飲み込んだ 愛だから良いよ心に染み込んで何もかもが素晴らしい ついには手を汚し 愛はおざなり惨めな白旗 昇…

  • コラージュ – TOOBOE

    正しい事は何一つなくて揺らめいて揺らめいて さらば純情強くあろうとただ足掻いていたくて旅路を進む貴方の姿 ただ釈然としない何かが積もり積もってる誰かの嘘に肩を預けている 鏡の向こうは今日も騒がしくて陰謀が渦巻いて さらば純情混沌としたこの国すがらにもはや救いなど無いのに なぜ小さなその少女の瞳は曇らず光ってるそして私の事を見つめてる ただ貴方とふたり行くからねふっとした微睡の中に闇があってもきっと…

  • 目眩 – TOOBOE

    雨が降る夜の辛い脳を 掻き混ぜた時きっとアンタは見知らぬ人と 笑ってるだろうか 何か忘れた気がするんだでもきっとどうでもいい事だよな憂いを含んだ夜の街そりゃそうだ 素気ないもんだよな 身に覚えのない歌が耳を擘く様にさ泣いてしまえばいいのかい擦ったって擦ったって消えないシミを何度も洗いましたそれがなぜか 心地のいい歌に聴こえてしまいました 飽きが来る程 遠い未来に 何があるやら私は分からないけど お…

  • プラスチック – TOOBOE

    君がくれたつまんねぇ小説もヘッドホンから漏れる音楽も全て愛してみせますよなんて都合のいい限りで… 耳をついたプラスチックの銃声安っぽくて冷めちまったぜ映画はまだまだ終わらないねこんな幸せでいいの? そんなん知るかよ 月の周回軌道上に 揺蕩う時間が欲しい軽はずみに私は舌なめずり 起床時間息が出来ない真空管 真夏に閉じ込めたテラリウムアルコールの匂いがなんか染み付いて辛い! 振り翳した庇護も貴賤もお茶…

  • きれぇごと – TOOBOE

    今朝も上司から叱咤激励 SAN値 上々の漠然とした異常叫びたいほど味のない定食屋のランチ 楽屋裏には ちょっと残念な天才達が屯する踊り場金もないのにまた無理して買った缶コーヒー 夢を見るには程遠い 最果ての愛の飢え枯れ葉の上でまた寝転んでいる 散り際こそ生き様 でもまだ寂しい溢れ出したら止まらない この涙 上品すぎて勿体無いぜ飾り合ってもきっと晒してる私例えれば 思考 焦げ付いた伽藍堂だ 懲りずに…

  • 廻する毒素 – TOOBOE

    取り敢えず今は深く考えなくていい目の前にあるものをただ見つめて笑ったその姿が消えないままなんだお前が消え去ってから時間はもう動かないんだわ 懐かしい日々が私を取り巻く呪いなんだ 沸騰しそうな私の激情なんかは取り敢えず闇の中に放っておいたわ何時ぞやに お前が言った言葉全てが今になって私を苦しめてくるんだわ 赫くも蒼くもない私の感情 舞い散る桜吹雪の様な郷愁がいい気になって痛手となって泣けてくるんだわ…

  • 咆哮 – TOOBOE

    サビきった鎧を身に纏ったそんな若き日の記憶も掠れていたノイズの混ざり切った歴史の果てでは世界を救える気がしてんだ 逃げ出したいくらいに 獰猛な色の瞳孔がサヨナラを告げるように襲い掛かるから散々たるくらい争ってしまうよ 僕ら身ぐるみ剥いじまうくらいに繰り出した一閃と 咆哮のオーケストラ 断ち切った支配の常世が招き入れたのは襲撃や百鬼夜行か落とし物一つ逃さず拾って頂戴や奴らはまだまだ進化してんだ 何を…

  • 月の行方 – TOOBOE

    笑いたけりゃ笑ってくれ 今この場面は所謂コメディというヤツなんだわ詰まるところ私は 一文無しになってカラカラの頭でいるんだわ お前が あの時 教えてくれたドラマゆっくりと見直してるわでも 誰が誰だか 分からなくなっちまって こんな満月の夜に遣る瀬無く笑う顔が消えてくれなくてさ満月の夜に 口ずさむ歌はキライでつまらねぇメロディ 気が済んだら去ってくれ この演劇にはお終いというモノは在りはしないから …

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