壊れはじめた隙間を彷徨いながら
空を飛ぶのかい?
はにかんだ君の顔 車道に並べ
血を流して 踏み潰された虫のように
這いずればいい 這いずればいい
命乞いもできないまま
嘆き苦しみ もがく姿に
薔薇の花束で祝いましょう
朝の陽射しが 心地よいのも
冬の香りが懐かしいのも
冴えないステップで 踊りたい夜がある
僅かばかりの 喜びと触れたこと
薄れていく頬の影に 青の色が重なっていく
いずれ闇に堕ちるのなら いっそここで 夢の中で
息を潜めて 耳を澄ませば
僕の世界も素晴らしいでしょう
めぐる季節も 街の景色も
星が揺らめく闇の中も
醒めない夢なら このまま…
すべてが良くなる
すべてが上手くいくでしょう
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