The Songbards
春の香りに包まれて – The Songbards
浮ついた春の約束は
どこまでも飛べそうな気がした
何も知らなかったあの頃を
知ったように振り返る僕らさ
誰のものにもならないすべては
かき集めてもこぼれ落ちてゆく
いつか全て消えてしまうならば
ハッピーエンドのつづきを聴こう
ラララ…
風は優しい春の匂いを運んで
小さな赤い実が柔らかな雪の上に落ちて
それでもまだ満たされないことをいつか僕は
微笑んでまた春の雨に打たれ 目を覚ますのか
このまま僕らどこへ 風に吹かれてどこへゆく
冷たい雨でも暗い朝でも 春の香りに包まれて
傷ついた夜の街並みは
どこまでも続いてゆくけれど
振り返るたび少しずついつか
すべてが愛しく思えたなら
風は厳しく僕らに愛を運んで
巡り合った意味は少しずつ雪のように溶けて
それでもまだ満たされないことをいつか僕は
微笑んでまた春の雨に打たれ 目を覚ませば
このまま僕らどこへ 風に吹かれてどこへゆく
冷たい雨でも暗い朝でも 春の香りに包まれて
このまま僕らの声 風を揺らしてどこへゆく
冷たい雨でも暗い朝でも 春の香りに包まれて