TAKUI

太陽が沈む前に – TAKUI

究極を求めてしまう　正解はひとつじゃないのに形にこだわりすぎては　行動にも移せないまま叶えなきゃならない事は「今度」にせず「明日」やるんじゃなく「今日」というこの日に始めるべきだから雨上がりの青空から虹が出発の橋を架けるさあ飛び込んでいくのさ　光の中へ太陽が太陽が　沈んでしまう前に太陽が太陽が　明日に消える前に走り出せ走り切れ　時間は待ってくれない考えんな　ビビってんじゃねぇ　1mmでも前に進…
言葉に出来ない – TAKUI

写真に閉じこめたい　夏の終わりと日焼け止めを忘れたきみを最近面と向かってきみに「好きだ」と言わないのには理由があるんだ綺麗な物をただ綺麗と言うとつまんないように　きみへ向かう気持ちは‥‥ 言葉に出来ない‥‥これ以上望めないのにいつだって足りない　気づくと僕ら今日も愛に依存症都会を脱走計画　沖縄の旅　現実逃避した 7 DAYS HOLIDAY空港で帰りたくないと　だだこねるきみの顔にシャッターを…
蜃気楼 – TAKUI

地平線が見えたよ　低い月明り　ひび割れた大地の上擦り減ったブーツとしわくちゃになった地図　午前零時のとばりで舞い散る枯れ葉が冬の気配を秋の夜露に伝えてる雲と太陽の狭間に堕ちてく星が森を包みどんな草木も芽生えていくように　日々も再生していく遠くで光ったカミナリを背に方位磁石を捨てたら　指先を舐め風向きを知れどこまでも続く空　瞬きする事も惜しむような美しい原野に立ち胸に手をあてた時　走るがため…
福岡 – TAKUI

物心がついた日を　この街に覚えてる喜びも悲しみも　細やかな愛だった面影は音と香になり　懐かしさは色になる揺るぎなくこの場所に残る　変わらないものがあった花よ　風よ　山よ　木よ　川よ　土よ　海よ星よ　月よ　太陽よ　咲き続け賜れ泡沫の夢のような　過ぎ去りし日々に思う許し許される時が　訪れたのかもしれない心が洗われるかのような　優しすぎる雨が降るこの街を後にしても　まだ　名残惜しすぎるから花よ…
BE HAPPY – TAKUI

生きてるって事がBE HAPPY　笑えるって事がBE HAPPY歌えるって事がBE HAPPY　素晴らしいって事さBE HAPPY目覚めるって事がBE HAPPY　恋しいって事がBE HAPPY愛せるって事がBE HAPPY　何より　何よりBE HAPPY 上手くいかない事ばかり多すぎて　気がつけば他人の悪口叩きながら今朝、遅刻で始まり　終電にも乗り遅れ借りたい映画はずっとレンタルのままいつから本…
存在 – TAKUI

全部捨てたい　そんな弱音を赤道線の上で嘆いたら存在意義をなくした途端　未練の風にくちびるが切れただけど今なら　さじを投げた分　やっと本音を言えそうなんだ君の瞳が　君の笑顔が　君のしぐさがあるだけでいい君の痛みを　君の弱さを　君の心を守れるたった一人でありたいメディア、ニュースは人事じゃない悲惨をブラウン管からこぼすもう疲れたよ　嫌になったよ　許容もしまえる引き出しもない僕も含めて　心にはびこっ…
トライアングル – TAKUI

薔薇を浮かべた金のバスルーム　真っ白なドレス　柔らかいカーペット最上級の愛に裏切られた午後一断片のビスケット　ポケットに忍ばす　叩いて増えたら仲人はいらないコーンフレークの上に芸もなく腰を降ろす鼓膜を破ることも出来ない　錆びついたトライアングル慰めを気取るつもりなのか　一晩中かき鳴らすのは誰? 滑り堕ちてく　転げ落ちてく　滑らかにその曲線(カーブ)を描く頃お迎えの僕が手を振るから　「ようこそ堕落…
FREE FOR FREE – TAKUI

使い古された　ヤワなものさしじゃ　俺は計れやしない歯止めの利かない　血が世に何かを訴えたがってるつぶって何が見えよう　塞いで何が聞こえよう　言わずじゃ伝わらない「WHO MOVED MY CHEESE?」を読み終えて気付かされたことが2つある答えはいらない誰のためもない　FREE FOR FREE　心臓が生きている色と目論みを変えて新しい酸素を探すよねじ伏せてこれた　詐欺な法律じゃ　俺は裁け…
BLACKSIDE IN THE MIRROR – TAKUI

廃墟を名誉と権力で買った　人間(ヒト)があるべき姿に戻る為に羽を引きちぎられた　孔雀の割れた爪で綴られた走り書き「窓の外は全て真っ赤な嘘(ライズ)」マスカラの滲んだ涙を垂らし　面影と温もりを蒸発させる時計の針代わりの雫　足跡は音のないリムショットリザードがこれ見よがしに注いでくれたのは尻尾で漬けたテキーラ blackside in the mirror 夢の島に住む灰かぶって生きる玩具(トイ)お…
ピアス – TAKUI

初めてきみのピアスに貪(むさぼ)りついた時気付いた事があるNo regrets? No doubt?得体も知れぬ魅力というウイルスにこの体中がキマり　気の行方は明後日へピエロとなり悦可衆心(えっかしゅうしん)のパレードはもう300日目欲しがりもしないダンデライオンを胸にもしも疑っているのならばこの右腕に刻んだ墨を引き裂いて心臓にしがみつかせてやる鼓動がきみを求めているから　距離がきみを孤独にす…