Suck a Stew Dry
空想少女リリー – Suck a Stew Dry
中学3年生で既に
何か悟りでもあるように
全てをわかったつもりでいる
愚かな僕らの声が響いていた
誰もいない教室に
放課後の帰り道は
二人でコソコソ内緒話
傷を舐め合うようにいつも
悲劇をひねり出しながら
笑ったり泣いたり
怒ったり許していたり
繋いだり解いたり
確かめ合う二人
色がない日々を彩るよリリー
止まらない速度で
君から僕が見えなくてもいい
変わらないでよリリー
嘘がない君が好きだったよリリー
燃え尽きる温度で
今更何も言えなくてもいい
変わらないでよリリー
止まらない速度でリリー
燃え尽きる温度でリリー
昨日も今日も授業はまた
長すぎて起きていられない
「永遠に続くことなどない」
頭をグルグルとまわり
絡まり空回り
崩れてはズレていく
違う何かに魅せられて
忘れ去られていく
夢がない僕を変えたんだよリリー
頑なな態度で
君から僕が見えなくてもいい
今更何も言えなくてもいい
変わらないでよリリー
嘘がない君が好きだったよリリー
燃え尽きる温度で
今更何も言えなくてもいい
変わらないでよリリー
どんな憂鬱だってさ
全てを美味しそうに
食べ尽くしていけ
やりたくないものばかりで
嫌いなものばかりで
それでもやらなくっちゃなぁ
置いていかれちゃうから
“We knew it all along”
(僕らはそれを初めから知っていた)
色がない日々を彩るよリリー
止まらない速度で
君から僕が見えなくてもいい
変わらないでよリリー
嘘がない君が好きだったよリリー
燃え尽きる温度で
今更何も言えなくてもいい
変わらないでよリリー
夢じゃない君が好きだったよリリー
(She is my ‘Fantasy Girl’)
夢じゃない君が好きだった
僕のファンタジーガールリリー
止まらない速度でリリー
燃え尽きる温度でリリー
頑なな態度でリリー
消えていく