Sound Horizon

  • 冥王-Θανατοs- – Sound Horizon

    時を運ぶ縦糸…命を灯す横糸…其を統べる紡ぎ手…其の理を運命と呼ぶならば…… Μοιρα Θανατοs――其レハ冥府ノ支配者ニシテ亡者達ノ王地上ノ者達ガ【死神】ト呼ビ畏レテイル存在 彼女モ同ジヨゥニ 愛シテル 彼氏ト同ジヨゥニ 愛シテル王者モ奴隷モ 聖者モ娼婦モ 等シク愛デヨゥ 生者モ同ジヨゥニ 愛シテル 死者ト同ジヨゥニ 愛シテル老人モ若者モ 詩人モ勇者モ 等…

  • 星屑の革紐 – Sound Horizon

    「こん0502ちわ、はじめまして!」差し出した手を――嗚呼…可愛い私のお姫様 小さな指で懸命0502握り返してくるあなたの歩む道程が 輝くよう0502『星』と…… ある雨の朝…いつものよう0502少女が目を覚ますと…寝具の横0502は優しい父親…そして大きな黒い犬が居た…雨の匂い…くすぐったい頬…どこか懐かしい温もり…小さな姉と大きな妹…二人と一匹…家族となった特別な朝…… 嗚呼…私は星を知らない…

  • 争いの系譜 – Sound Horizon

    ―かつて世界には神より遣わされし蒼氷の石が在った古の聖者がその秘石を用い焔の悪魔を封じた伝説は伝承の詩となったが今や… その秘石の行方は…杳として知れぬまま…… ―神よ!再征服 ⇒ 再征服 ⇒ 再征服せよ! お別れだ…再征服 ⇒ 再征服 ⇒ 再征服せよ! 嗚呼…神よ!再征服 ⇒ 再征服 ⇒ 再征服せよ! 此処でお別れだ…再征服 ⇒ 再征服…

  • エルの楽園 [→ side:A →] – Sound Horizon

    誰かの呼ぶ声が聞こえた 少女はそれで目を覚ます心地よい風に抱かれて 澄んだ空へと舞い上がる 誰かがね…泣いているの… それは気の所為かしら? もう…そういうことじゃないわ楽園で泣くはずないわ だって楽園なんだもの 何処かでね…泣いているの… 悲しみも苦しみも? 幸せ満ち溢れる世界?楽園で泣くはずないわ だって楽園なんだもの 本当はね…

  • StarDust – Sound Horizon

    お揃いね私達 これでお揃いね あぁ幸せ…… 女は物言わぬ 可愛いだけの《お人形》じゃないわ―――愛しい貴方解って? ちっぽけな自尊心 満たす為の道具じゃないわ―――月夜の《別人格》は勝手? 首を絞めれば 締まるに決まってるじゃない―――月が貴方を狂わせたの? だってしょうがないじゃない 愛してしまったんだもの―――星が私を狂わせたのは何故? 真っ赤な衣装 真っ赤な洋靴 真っ赤な口紅 真っ赤な薔薇す…

  • エルの絵本【笛吹き男とパレード】 – Sound Horizon

    嗚呼…そのパレードは何処までも続いてゆく… パレードは何処までも続いてゆく → 世界の果てを目指して先頭で仮面の男が笛を吹く → 沈む夕陽に背を向けてパレードは何処までも続いてゆく → 世界の果てを目指して男の肩に座った少女が歌う → その笛の音に合わせて 心に深い傷を負った者にとって 抗えない魔性の音… パレードは何処までも続いてゆく → 世界の果てを目指して…

  • Sacrifice – Sound Horizon

    無邪気な笑顔が 愛らしい妹は神に愛されたから 生まれつき幸福だった 一人では何も 出来ない可愛い天使誰からも愛される 彼女が妬ましかった 器量の悪い私を 憐れみないでよ…「―――惨めな思いにさせる 妹なんて死んじゃえば良いのに…」 あくる日妹は 高熱を出して寝込んだごめんなさい神様 あの願いは嘘なんです 懺悔が届いたのか やがて熱は下がったけれど今度は母が 病の淵に倒れた 母が今際の時…

  • エルの肖像 – Sound Horizon

    白い結晶の宝石は 風を纏って踊る樹氷の円舞曲 遠く朽ちた楽園 黒い瞳孔の少年は 風を掃って通る樹氷の並木道 深い森の廃屋 少年が見つけた 少女の肖像画『彼』は病的に白い 『彼女』に恋をしてしまった… 幼い筆跡の署名 妙に歪な題名は【最愛の娘エリスの8つの誕生日に…】 退廃へと至る幻想 背徳を紡ぎ続ける恋物語痛みを抱く為に生まれてくる 哀しみ第四の地平線―――その楽園の名は『…

  • Yield – Sound Horizon

    一人娘は せっせと種を蒔く変わらぬ過去に 訪れぬ未来に 不毛な行為と 君は笑うだろうか?それなら君は 幸せなんだろうね… 根雪の下で春を待つの 夏が過ぎれば実りの秋ね… 成果…収穫…それは果実を産む最も遅い収穫…それは甘い果実を産む 一夜限りの 情事でも構わないそれをも女は 永遠に出来るから 不毛な恋と 君は笑うだろうか?やっぱり君は 幸せなんだろう…

  • Baroque – Sound Horizon

    主よ、私は人間を殺めました。私は、この手で大切な女性を殺めました。 思えば私は、幼い時分より酷く臆病な性格でした。他人をいうものが、私には何だかとても恐ろしく思えたのです。 私が認識している世界と、他人が認識している世界。私が感じている感覚と、他人が感じている感覚。 『違う』ということは、私にとって耐え難い恐怖でした。それがいづれ『拒絶』に繋がるということを、無意識の内に知っていたからです。 楽し…

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