shallm

  • トワイライト – shallm

    いつも通り隣には君変わらないよねずっとはかれない心模様騒がしいけど声がちゃんと届く距離にいて いつも通り教室の隅君の横顔ばっかり見てるあとどれくらい近づけばうまく伝えられる? Let’s be ambitious!たった数センチの壁を越えて ずっとずっと側にいてよ鼻先が触れるくらいに頼りない不安の声も照らす私のトワイライトずっとずっと側にいてよこの先の未来も君と隣を歩いていたい いつも…

  • 閃光バード – shallm

    息が詰まる檻の中目の前にある物だけがこの世界の全てだったいつまでも羽の生えない体 八月 夜の寝苦しさ開け放たれた窓から何より綺麗な物を見た黒い空覆い尽くす花火 途方もなく自由に光っていて目を奪われるそれは檻の中 空を飛べないまま空を飛べないまま世界の広さを知らない私は窓の向こう側に今 夢を見ていた私を貫く眩い閃光 瞬きを忘れていた目が画素数を落としてきたあと少しの辛抱だからその後は何も要らない程に…

  • アイ・ラブ・ジェー・ケー・キス・デート – shallm

    白線から落ちないように恋に落ちないようにって綱渡りしてたのにふと見せる笑顔に揺さぶられる近所にいた野良猫みたいに少しも懐いてくれなくていつでも見つめているのは私だけ あなたの綺麗な名前をお借りしてきて指占い手の先で撫でてる苗字と当てはめてしまう私の名前これが最初のプレゼント差し支えなければこの際病める時も健やかなる時もどこでも着いて行くのに アイ・ラブ・ジェー・ケー・キス・デート繰り広げる妄想は宇…

  • 暴動 – shallm

    賢しらな言動が今日はアンドロイドにも見える気がした無愛想な命令に今日は確かに怒りを覚えた気がした僕は救済のメシア悪に喰らいつくモンスター現に静寂な夜はもっと自由なはずなんだ 幻想に騙されずここまで三千里いつまでも狭い掌の上じゃ夢が見れないや 合図はないからさ心穿つ違和感を逃すな曖昧になる正義に楯突いたルーキー革命前夜造作もないことだ命でも売り払って叶うなら圧倒的不利な今に微笑んだヴィーナス最終戦争…

  • stardust – shallm

    混沌とした愛・アイデンティティー誰にも知られずに尽きる命はそうきっと刹那の幻?喧騒を急いでなるべく視線は避けいつもの降車駅を捨て世界の突き当たりで降ろして いつもずっと何か探していた僕だ惑い星に生まれ落ちた時からそれはいつか夢見た星屑の彼方追いかけた末届くまで 工作の笑顔で唄うエクスタシーいつだっけ? 代わり映えしない日々の方が幸せって言った誰かは灰色になった瞳で僕を見ていたんだから 白み出す空が…

  • ヘミニス – shallm

    きっと貴方は忘れてくだろうからちゃんと心に書き留めておいてふたりぼっちの世界が終わっても私の欠片を辿っておいで 離れ離れになったとしてもどこかで私を思い出せるように私の気配や仕草を今はそっと記憶に刻み付けながら“想う”ふたりぼっちの世界でまた手を繋ぎ歩けるように“願う”私の欠片を辿りもう一度出会えますように きっと貴方を困らせるだろうからずっと心に蓋をしていたのにひとりぼっちの世界に籠っても気付け…

  • 脳内ディストーション – shallm

    世界の9割が理不尽でできていて残りの1割はもう全部海になったのねどうでもいいけど帰りたいうるさい口を塞ぎたい右から左 流れ出てる街を でっかい子供でこの街は飽和していてもう絶対安息地なんてものはないからねどうでもいいから泣きたい意外と脆いって言いたい右から左 寝返る度に まだ癒えない傷が痛んできて今更どんな雨でも流せないほど 覚えてる!全部壊せディストーション!汚れた指で引き金を引くよノイズがずっ…

  • if 1/2 – shallm

    I’m afraid指先で辿るように愛ってどんな形? わからないままで 伸ばす手から伝わる温度がそこにある心寂しいって言うには暖かすぎる光瞼閉じていく if 1/2で見ないようにした愛にもう一度会えるなら今度はちゃんと握り返せるかな巻き戻して分かれ道の前で喉の奥つっかえたまま腐敗する言葉も どうして?嘘だらけ繋ぐように愛ってこんな形 教わったはずなのに 移り変わってく蕾を眺めてる遠くな…

  • 花便り – shallm

    もしも明日で私の命が終わったとしても貴方にもらった優しさでまた花を咲かす もしも明日で私の命が終わったとしても貴方に出会えたこの星でまた花を咲かそういつか貴方が消えた私を悲しんだとしてもそれでもこの花が同じようにまた春をくれる 飛ばされないように手を握ってくれた優しさの日々を今も抱いて揺れてるの貴方がどこに居ても風に乗せた花の香りで光のもとを歩けますように いつか貴方が私のことを忘れていってもそれ…

  • ハイドレンジアブルー – shallm

    枯れた花に水をかける移り気な雨は降るままにきっともう僕も気づいてる全ての温度が下がり出す泣き出しそうな君の目に映れぬ僕はなにか為になれないままでいいから いつか幸せになれるらしい君がそう言うならばそうで 桃源郷の果て辿り着くまで追い求めただ漕いでみればいい散々な荒波にきっと飲まれ消えるフィナーレ桃源郷の果て辿り着くまでそうやってまだ漕いでいればいいきっと終わらない旅路 知らないよ今回は 欠けた心を…

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