READ ALOUD

  • タイムトラベラー – READ ALOUD

    今日も変わらず相も変わらず液晶を隔てた向こうは罵りと嘆き 無関心「可哀想だな」「可哀想だな」 だけど人から それを消したら一体何が残るのかその答えさえ信じられない僕も一人の中二病だ 笑えない これじゃダメだって気付いてるよなのにまた目を逸らすの逃 狂 人 理解ってても理解ってても余裕がないのさ まだ理解ってるよ理解ってるよ明日は今日より少しずつ 夜も変わらず特に変わらず街は人に飲まれている急な怒鳴…

  • 風が吹くから – READ ALOUD

    巡る季節 変わる景色 旅人との出会いが僕の胸を潤していく数え切れない分かれ道を迷いながら進んだうまくいかない事もあったけど デコボコのストーリーそれが丁度いい 風が吹くから鳥達はこの空を漂う誰より高く届かない場所で風が吹くから僕達のこの旗は靡くんだ支える為に一つになるのさ 前に進む 横に跳ねる 後ろを向く 帰ろうか街の灯り遠くで滲む何処で何をするにしても真っ直ぐとはいかないけどその軌跡が誰かを導く…

  • 月と太陽 – READ ALOUD

    ある日恥ずかしそうに君が僕に語った「こんな僕にも夢があるんだ。大きな夢が」そして僕が打ち明けたのもまた大きな夢でそれは全く形の違うものだったけれど あれからいつの間にかもうこんな大人になっていて僕は未だ未だ夢へと続く道の途中で君は輝き放った大人になったみたいその眩しさに目を伏せるようになって ふらりと離れたり 少し届いたりもどかしい気持もあるけど 今日も僕等は遠く離れた月と太陽それぞれの世界を進む…

  • BGK – READ ALOUD

    数え切れない上下の坂有頂天と落胆を繰り返す日々は何も…何も満たしてくれずに 自己嫌悪も今夜で十日目自己完結に慣れていくまま煙になったアイデンティティ床に寝そべった抜け殻一体 もう一回やれるかもう一回立てるか 見せてやろうぜもう一回叫んでもしまたダメでも 今より楽かもよ 数え切れないカーブの先へと進む事さえもう怖くってそして振り返っても変わらない暗闇よりも暗い闇があるだけ 自己嫌悪も今夜で十日目自暴…

  • 朝 – READ ALOUD

    昔の夢から覚めたら思い出に潰されて僕は泣いた 昔の夢から覚めても取り残されていただけ僕は何をしているの 溶け合ってただ日々を過ごすだけじゃない振り返ればやり直したい事しかないけど 流されながら目を反らす事で僕達は夜になっていくだけ迷いながらも手を伸ばす事が僕達の朝になっていくからさぁ始めよう 地球(ほし)の上で一つ消えた光と水の中で輝きだす光が繋がる 泣きたい時も言葉に出来ずに戸惑ってる目覚めた時…

  • 君の声を思い出す – READ ALOUD

    君は憶えているかい 青い春と呼んだ日々交わした約束の数 君は憶えているかい 夢が詰まっていた 鞄をぶらさげて二人 一つの道の上 こんな晴れた空を見ると君と共に夢を見たあの日々が揺れて浮かぶ緑映える並木道で少し強い風が吹くもう会えない君の声を思い出す 見つめ合うお互いこそ いつか帰る場所だと囁き確かめ合う 記憶の中の二人 先が見えなくて 不安を抱えても手を握り締めていた 欲しいものや願い事はこの手の…

  • 白い月 – READ ALOUD

    僕達は涙が枯れないままに 笑ってしまう程に目を腫らしたあの日々が夢のようだ だけど夜明けは未(ま)だ遠く 耐え切れなくて飛び出した それなのにまた ゆらゆらと溺れて滲む白い月眺めてふらふらと彷徨う夜は迷路みたい君の手に触れて温め合って 何もかも溶かしてさ一つになれたらな 「まだ大丈夫よ」と誤魔化して ヒビを独りで隠していた優しい嘘をつけるように出来てないって事誰よりも知っていたのに 何故僕は 五月…

  • 誰かの為に咲いてない – READ ALOUD

    ヘイ そんな張り付けた愛想でどうしようって言うんだい?繰り返すコピー&ペースト プラスチックの手触り白だと言えば黒に疎(うと)まれる それに怯えて灰になるのか誰も君の心は覗けない 声を上げろよ 花は誰かの為に咲いてない だから美しい人間だってそうだろう さぁ何がしたい? 内面とのギャップに疲れているみたいでっかくて厄介で 胸には収まらない「どれでもいい」や「大丈夫」だとか そんな答えで満…

  • 幸せのハナシ – READ ALOUD

    とても美しい羽根で空を舞う蝶がいた虹のような輝き 誰もが彼女を愛してた 決して驕らない気高い心で 幸せを振りまいた 茜色 穏やかな夕方に悲劇は訪れカマキリの刃(やいば)が羽根を引き裂き 彼女は真っ逆さま 命からがら逃れた彼女を待っていた皆の視線は気を遣うようでいて逸(そ)らされた 二度と飛べない運命(さだめ)を抱えて やがて孤独の道へ 憐れにも 皆が愛していたのは美しい虹の羽根蚊のような細い身体ひ…

  • オートマチック – READ ALOUD

    自分って一体何者か正解はネットで見つかるみたいクレイジーは勲章か障害か近眼のフクロウが羽ばたいた 口上や思想やアイデンティティ今度は何を読んできたの眼を剥(む)いて社会を斬るその姿もなんかズレる 衝動だけでいいじゃない風の声を聴け転がされれば手垢にまみれてく本当なんて無いのに何を求める?今日のニュースさえも疑わしいこの時代に 事情を知った顔をして神に代わって裁きだしたお前の手は透明な血で汚れている…

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