phatmans after school
サイコロジック – phatmans after school
1、3、5。独りぼっちの数かぞえて、
0、2、4、6。単偶数の完全数。
人間は皆、サイコロの出目を辿って、
すごろくの上、人生のパズルを組み合わせ
壊してく。
ロジックのように僕らはパズルを重ねて、
「ヒト」という形を保とうとする。
心は救えず、幾度となく自分(ぼく)を殺した。
何も変われない。動くことのない駒のように。
自分じゃ自由に生きてるつもり。
でも本当は世界の盤の上の駒。
サイコロを振って、誰かが動かして、
神の暇潰しのボードゲームさ。
チクタクタクタ
時間を積み重ね、
1、2、3と
ゴールへ向かって。
4、5、6と
サイコロの目を追い、
終着。そして
息絶える。
汚れた世界に生まれた僕らは、
同じように世界をこの手で汚してしまう。
誰も救えない。誰一人救えず僕らは、
偽善者ぶって今日も見栄だらけの唄を歌う。
誰かの為に僕がいるなら、
そのまた誰かの為に誰かが生きてると。
最初から決められたゲーム上に
僕らは生かされてるのだとしても、
この僕らの世界の結末なんて、
知らなくたって
いいの。
ロジックのように僕らはパズルを重ねて、
「ヒト」という形を保とうとする。
サイコロの数で決まるロジック。
あらかじめ定められた「不明確な終着点」
サイコロジック