pachae

君がいない – pachae

僕ら風に吹かれて
空に舞った命の種
僕ら何も知らずに
飛び込んだアスファルト

一人になって気づいた僕は
何も知らなかった
知らなかった だから
君の声でサヨナラを
繰り返すんだ
繰り返すんだ 脳内
立ち上がらない心
撫ででくれたのは
いつも君だった とても君だった

君がいない 君がいない 君がいない
春が来た 春が来た
ウグイスの分まで僕が鳴くよ
大きな春が来た 春が来た 春が来た
どこに行けば どこに行けば
またふたりでいれるのだろう
サヨナラの代わりに春を告げて

思っていたよりも乱暴に
投げ出された此処は春
僕の命はこれから
何のために生きていくんだろう

立ち上がらない心
撫でてくれていたのは
愛でてくれていたのは
君なのに 君だけなのに

君がいない 君がいない 君がいない
春が来た 春が来た
ウグイスの分まで僕が鳴くよ
大きな春が来た 春が来た 春が来た
どこに行っても
もうふたりでいられぬコトくらい
空を見れば分かるよ
サヨナラの代わりに 桜よ 咲いて
僕の命はこれから

僕ら風に吹かれて
空に舞った命の種

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