My Hair is Bad
愛着 – My Hair is Bad
君はまだ誰かの
顔や匂いや態度を きっと僕に重ねてた
気がついてしまうくらい
君は誰かの思い出を着たままだったね
君がよく通ってた
行きつけの店では 今は僕と向き合ってた
いつも頼むという おすすめのメニューに
誰かとの思い出が映ってた
今はまだ
愛着が脱げなくたって すぐに破けなくたって
僕にとって 君は君だ
曖昧に剥がすと痛くて 余計に傷痕になって
赤く残ってしまうから
今は
脱がなくていいから
僕を羽織ってよ その上から
私はまだ誰かの
顔や匂いや態度をあなたに重ねてしまった
仕方がないくらい 日々の暮らしに
思い出が散らばってた
長い髪を切っても
貰ったもの捨てても 変な癖が残ったまま消えなかった
きっと気付かれてた でも気付かないフリで
いつも笑ってくれてた
今はまだ
思い出が消えなくたって すぐ塗りつぶせなくたって
私にとって あなただけだ
破けば散らかってしまって 余計に目についてしまって
長く残ってしまうから
もしも
あなたが嫌じゃなきゃ
二人を描くよ この上から
偶然、その人に会ったとしても
気持ちが揺らがずにいれるように
あの頃よりずっと今の私は
幸せだって思えるように
今まで誰かと作ってきたその思い出と
僕を比べて
ねぇ、僕に任せて
「想像できちゃうことって
実現できるらしい」って
昔友達が言ってた
それならこの先はきっと
いつまでもこの先もずっと
これからは 二人で
愛着が脱げないように すぐに破れないように
ずっと大事にできるように
例えば悲しみが飛んで 染みになって残ってたって
何度だって洗えばいいから
幸せ、不幸せを分けないで
二人で羽織ろう
もしも
このまま時が進むなら
僕が君の 愛着になるから