MONO NO AWARE

同釜 – MONO NO AWARE

いつか夢見た火星に行けたとて
パスタ屋でカトラリーの
音を出さない練習するのね

いつも父から立てひざを
叱られていたけれどあなたこそ
咀嚼音が気になってはいたのね

まだあなたは腹に落ちない
噛まねば飲まれん
馬鹿手を

人は同じ釜の飯を食う

母のコロッケ嫌々に食う
子にすれば芋より肉
食べ方注意せよと言う父親の
咀嚼音こそ気になりながらも食う
大事はいつも作法また向く明後日のほう
そんな頬を叩き落とす飯もあった

「質素」と海苔で書かれた弁当も
席替えも陸の孤島
ひとりこそ一人前とこそこそ食う
拒んだはずの賑わいを
BGMにしていたこと
さすがにイヤホン越しに嫌でも気づく

カラスがつつくゴミ袋を眺めて
「取り繕うのやめて」
すぐ浮かぶ美辞麗句
港区価格のランチたまには背伸びして
食うにせよ松屋で食うにせよ
同じ屋根の下では一族

鳥貴族いけば誰も安く釜にありつく
ための節約は誰よりも心が割りを食う
昼に子を抱く空き地で夜大人が米を炊く
おかずにはならないが報連相の種も蒔く

花が咲く

桜と紅葉を捌く
入るナイフ参るほどグロテスク
全く刺激的なのはFPSかレシピですか
いつか血肉化するのは情報も同じ

こんがりトーストに塗るジャムにも流れる血
苺一会チョイスしたあなたが私のお家
醤油ペロペロした夜に向かいにいた友達
まだ名前を言えた頃の祖母がくれた臍餅

祖父が最期まで手をつけずに終わった鶏肉
嫌いな理由も知らず覆水盆に返らず
しかしこぼれた記憶を啜ってでも肥え抜く
数に比例するなら度を越えた酒もいただく

そしていつかシェフが俺たちの腹わたを捌く
お仲間はお腹周りで繋がると勘付く
チェーン店が破竹の勢いで広がると聞く
松屋あの世店でやっと会えた君と飯を食う

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