赦されたくはないのに なぜに惑うかこの心
忌まわしき罪宿した肉体ごと補食して
あなたの内に潜んだ 獣のごとき愛も
奮い立つ悲しみも怒りも全部
この身の奥深く飲み込んで消し去ってあげる
いつの日か人の欲望が地上から消える日まで
どれほど深い愛なら 願い叶うだろう
あなたを失くしたく ないと
私の肉体に入りなさい あなたの爪痕ここに残して
報われないものと知っても 止められないこの利己的衝動を
愛と呼べるのならあなたを孕んで 幾千の時を超えて逝くから
永遠に続く愛の連鎖が人の世を紡ぐ
その螺旋の渦に あなたが生きた痕転すため
命など惜しくはない 私だけに問われるなら
狂おしく疼いた肌 その手で止めさして
遺伝子の中踊る 生死をかけた交合
あなたの全てをここに閉じ込めたい
でもそれじゃいけないと 魂が語り始める
たとえもう二度とその旨に触れることなくても
いつまでもこの血流せば 悲しみ癒えるの
あなたを失くして
記憶を失くすくらいなら
悲しみ抱えて生きようこのまま
永遠に
私を想って眠りなさい この身が生き抜く糧と為すように
永久より永遠に継がれゆくもの この形もなき未完の感情を
愛と呼べるのならあなたを含んで 幾千の時を超えて逝くから
終わりのない愛の連鎖が人の世を繋ぐ
その螺旋の渦に 二人が生きた痕残すなら
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