kukui

  • Starry Waltz – kukui

    遠く 空が赤金色に染まる時鳥は遥かな世界の果ての星を謳う 誰も運命(さだめ)の上を歩く未来だと蹲り泣いているだけ? 譲れない 大切なもの守りたい 強い気持ちが明日をひらく絡まりあう光と闇が奏でる円舞曲(ワルツ)その手を引いて 深き霧が視界(みえるせかい)を閉ざす時まわる茨の毒に 悪夢(ゆめ)へと誘われてく いつも孤独を纏いながら強がって差し伸べられた手 振り払う 震えてる 小さな陰も離さない ずっ…

  • 虚無の華 – kukui

    微風(そよかぜ) 随(まにま)に散る華は美しく甘美な幻想(ゆめ)憂き世に赦されざる虚無を抱いて 誰も辿り着くことの無い暗闇には何も映らないじわり 染みてゆく絶望も千の毒に紛れ 嗚呼 儚き希望に縋る瞳に告げられた苦い拒絶心を殺したなら楽になれる? 誰も分かりある事の無い孤独(くらやみ)から全て見ていたの弱き命の爆ぜる華を硝子玉に刻むだけ 誰も辿り着くことの無い虚無(くらやみ)ならとうに受け入れたせめ…

  • 空回りのエアメール – kukui

    ふとした瞬間近付く高鳴る胸の鼓動 止まらないよ無邪気に笑いかける君どうしてそんなに鈍いのかなぁ 何気ない優しい言葉嬉しくて切なくてくるくる回るココロ 気付いて欲しいよ でも口に出せないのもどかしい気持ち 空回りしてばかりだね 見上げた君の高さまでちょっと背伸びしたって 届かないね少しずつ時は流れてどうしてこんなに遠いのかな 嫌いになれたなら…なんてそんなのできっこないゆらゆら揺れるココロ 気付いて…

  • 空蝉ノ影 – kukui

    ヒカリ ヲ 舞い散る花の香りは甘く囁く繰り返される 終焉(おわり)の無い綻びは小さな傷跡さえ癒せない哀しみの輪 重ねて 貴方の手 貴方の声貴方の残像(おもかげ)を求めても遠い扉(ドア)は開くことなく問いかけた いのちの意味虚しくあの空にこだまして響くだけ エイエン ノ ユメ 手折った花は灰となり崩れてゆく世界が下す 終焉(おわり)の無い理は抜け落ちた棘が持つ毒のようにじわり熱を 残した 貴方の手 …

  • 近くて遠いゆめ – kukui

    暗い鞄の中 時計とお別れ誰かがネジを巻くまで ひとりきり眠るそんな夜に 戻りたくないの手をにぎって 離さないでね 夢の国まで連れてゆくわここで一緒に遊びましょうおしゃべりやお絵かきどんな時もふたりが素敵ね きっと 大好きなおもちゃに お菓子のおうちに願い事はなんだって 願うだけ叶ういつか夢が 醒めてしまうなら夢のままで 閉じ込めたい 楽しい音楽 溢れる場所ずっと一緒に遊びましょうゆびきりをしたなら…

  • 彼方からの鎮魂歌 – kukui

    無意識の海へと 脆く傷付いた躯を沈めた繰り返す面影に ただ愛が欲しいと願う 不安定な(ゆれうごく)命に贈る 彼方からの鎮魂歌(レクイエム)美しく残酷な旋律(メロディ) 永遠に刻まれた 逆(さか)の十宇に祈りを強すぎる想いは歪みだす 広がりゆく波紋 同じ水面に佇んだ少女は闇色を纏う羽 この背にも欲しいと願う 不完全な(ガラクタの)命を厭う 貴女に薔薇の誓いを心地よく響いてる旋律(メロディ) 遠く近く…

  • ピチカート日和 – kukui

    おひさま今日もゴキゲンかしら 日傘もばっちり装備絶好のお出かけ日和ね みんな計画どおり靴のリボンきゅっと締めたら いざしゅっぱつ!ふわり 風に乗ってゆくの スキを狙って 住居侵入気づかないうちに ぜんぶ手に入れるカンペキ! いつでも油断大敵かしら 手強いカラスに注意策士は常に冷静なのよ みんな計画のうち卑怯な心理攻撃にゆれるこころふわり 美味しそうな匂い 今日のところは (お腹すいたし)見逃してあ…

  • 現夢 – kukui

    揺れる夢の記憶はいつも孤独な夜暗い闇に怯えて泣いている迷い子の祈りは届くの? だからどうか歌をやめないで 鏡の向こう側で 私の名前を呼んで現に繋ぎとめるその唇が紡ぐ言の葉 響く旋律(メロディ)Ah 導く光 永い時の記憶は折り重なるヴェールのよう消えてしまう事もなくただ 遠い世界を時間を 彷徨い続けるでしょう 再び巡り会う事信じて 鏡の向こう側で “私”を探して漂うの答えは遥か彼方それは死でなく永遠…

  • 光の螺旋律 – kukui

    ふれた指先心 燈して流れ出す旋律愛を 望む 傷つけた枝の先朽ちてゆく宿命(さだめ)なの? 鎖(とざ)された時の狭間に 迷い込んだ小さな光の雫 夢の終わり ただ君だけを願う 瞳に映る銀の月影やすらかな旋律どうか 永久に 刻みゆく針の音抗えぬ宿命(さだめ)なの? 契られたこの幻想を 包み込んだ虚ろな光の螺旋 求めるのは ただ幸福(しあわせ)な結論(こたえ) 玻璃色の時の狭間に 満ちてゆくよ穏やかな光の…

  • コンコルディア – kukui

    存在より確かに其処に刻まれた相違(ちがい)がふたつを隔て、繋げる泡沫の夢のよう 近付いては離れて迷い揺れ動く心 それでも信じているの深い闇を超えた光を… 届いた歌声交わされた瞳がなぞる 輪郭優しい音色が溶かしてゆくその時間(とき)をふたり 永遠に 鎖(とざ)していた蕾がそっと花ひらくように 素直な言葉をのせて世界さえ解(ほど)いた旋律(メロディ) 触れ合う瞬間交わされた想いが紡ぐ 盟約優しい音色に…

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