GENERAL HEAD MOUNTAIN

  • 青 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    「佇んだ夜を追い越して、何を探しに行こうか。間隔を見極めながら、顔を伏せて誰に逢いに行こうか。限られた自由だと知って、塞ぎ込んだ未来もあった。いつか伝えられたら」と広げ羽ばたいた また振りをする 君の姿を隠す様に街はざわついた狭い部屋に窓辺の記憶と僕の名前を忘れても 偶然の再会と曖昧な世界の果てまで僕を連れ去ってくれないか運命の空白をそよぐ風の便りに託して繰り返す悲しみに舞った 途切れてしまった …

  • 眩暈 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    混沌と計画を捻った目に見えては屑ばかりのこんな世界に何を願っても見返りなく閉じ込められてしまうから光沢と創造に縋った「ありふれている物」を「良し」とする古狸の戯言に付き合えばほら 見たことか僕が死んでしまっただろう 下手から突き上げれば眩暈を過ぎて盲目の夜明け歯軌りの言い訳と語尾に託した苛立ちは舞う まわる まわるたかが僕等を乗せて意味あり気な手招きに吐き気を覚える ある時は感情的にまたある時は感…

  • 羽 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    春先に覚えた言葉の影晩秋越しの甘い誘惑と安い浴衣の罪は ただほろ苦く悴む日々だ 思い返せば 身も凍る夢と虚ろな表情は 部屋の片隅に投げ出された 写真の中まで覗きあの日の果てを探す 僕に風を君に似た導きと愛を羽を繕う様に絶えず注ぐ喜びと光を祈る様に遠く 夜明けを描けば交わる嘘と月と雨 街を欺いた交差点を追って僕はこの場所に辿り着いたんだ点滅する様に駆け抜けた夜を着飾って 両目を伏せれば車道に寄り添う…

  • 感染 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    まだ残る違和感に風を呼んで大袈裟な手招きを悼む素振りに冷めて逝く繰り返す悲しみを 喉の奥で歪ませて吐き出せば 白い世界に赤黒い雨が降る 口付けに偽りと名を刻んで柔らかな表情は艶かしい夜の術右の頬を振り抜いた 手の平に痛みを知ってよれる目から崩れ落ちたなら「あれ」に辿り着けそうだ 揺れる光を紐解いて行く様に手探りの価値観を見守った 鍵を掛けた あの部屋は窓辺より優しげな眼差しは僕の果てまで夜に凭れて…

  • 合鍵 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    動き出す街に隠れて他愛も無い会話を歌えば両手を叩きながら広がる景色が色を残して弾けて消える 僕に足りない感覚は 眠い目を擦る少女達がいつまでも交わらず擦れ違いを笑う会釈の様な浅い繋がりだった それは言葉にも続くくすむ朝日を言い訳に両目を伏せたのなら あの日に問う傷跡に約束は悲し過ぎるだろう 遠くまで 遠くまで 歩いて来た事を思えばいつまでも届かない君に手を伸ばした夜も溜息色の花が咲いた夢もいつも僕…

  • 感情線 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    僕に何かが 手を差し伸べて虚ろな表情に ただ見惚れる淡い 甘い 夢にしては鮮明だ回る世界は速度を上げて無口な狭い部屋を飾る空白は誰なんだ 記憶を辿れば 写真を撮られてしまったはずだ僕は気紛れな証拠まで残してしまったのか それは感情線からまるで浮き出した様な抑揚に満ちた声に揺らされる夜明け前 脆くは崩れて 色褪せてしまう時を待てばたかが阿婆擦れの口車は大空をも飲み込むと言う それは感情線からまるで浮…

  • 逆鱗 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    僕と語るなら 過剰な振る舞いと歪な宴に添う 酒と四季折々の花束と噂話を用意してくれ 僕を語るなら 異常な詮索と緻密な嘘を並べて 意図的に散りばめた記憶に色を足すのは止めてくれないか 顔を伏せて生きる僕は何処に消えた息を潜め 夢を描けば言葉は締め出される 耳を塞ぐなら 聞こえてくるだろう月夜の逆鱗に触れた誰にも話せない日々を歌う僕の掠れ声が 顔を変えて生きる僕を捨てて探す胸を抉る別れを終えてまたひと…

  • 深まる日々に、微笑みを。 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    春を綴る それは「僕の事」いつまでも覚めない夢の中で誰と出逢えば 誰を忘れて思い出せないまま 大人になった次第に感情の影も薄れてそれなりに上手く頭を下げては思いもしない様な言葉を並べて溜息 ひとつ また僕が消えた 続く為の孤独巡るならば届く 夏を綴る それは「友の事」あの日の声が褪せない様に僕色を足せば 誰かが消えて塗り直していたら 誰かが増えた曖昧な世界に散りばめられてあれからもう何年もたつが君…

  • 菫 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    この夜が明けてしまえばやがて ただ君だけが足りない朝がまるで映画を見る様な浅い感覚と共に僕だけに訪れると言う 柔らかな部屋の明かりは何もかもを分かったかの様に揺れている少しだけ俯く様に小さく震える君に何故か僕は見とれてしまった 時を止めて 君に近付いて両手に触れて 目線に従って強く引き寄せる あの日の様に抱き締めても君が遠くなるばかりで通り過ぎる僕の香りでさえ君にはもう届かないのか 時は流れて 僕…

  • 傘 – GENERAL HEAD MOUNTAIN

    行き先さえ決まらないままに街を歩いて見たくもない半透明の空を迎えに行こう 人波を泳げば早まる足並みに流されては辿り着いた この場所で立ち尽くす僕の耳に 聞こえたのは雨降り注ぐ日々と声背丈よりも小さい傘に隠れては言葉にさえ出来なかったいつか見た夢と ただ美しい世界に続くあの日の答えを探す僕が水溜りに揺れては消えて繰り返す また季節が巡ったなら誰かが僕の元を去る思い出せないあの歌の歌詞が全てを物語る …

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