Galileo Galilei
あおにもどる – Galileo Galilei
あおのなかには いない いない
抗うように トゥナイト トゥナイト
もう出せない声と歌 君の泳ぐ海へ
急に懐かしくなるとき あの日といまを繋ぐとき
二度と触れない距離から あの人のことを思うとき
ソファーの下でほこりだらけ たなびくカーテンと風に舞う
自由帳に書きなぐられた 黒い蝶とナイフの絵の横に
僕がいた 顔を前髪で隠した
君といた とりとめのない会話の答えをいま
言えるのに ほら
あおのなかに僕ら いない いない
けど 夢にみること 変わらずに膝を抱えてる
抗うように トゥナイト トゥナイト
闇の中では空は黒 朝日が昇る頃にも
僕の中で 黒は黒のまま
冬の桜を食べるとき 秋色の蜜柑腐るとき
心の奥底に残してた 気の抜けた古いサイダーを
ばらの花束にぶちまけた 愛とはなにかと海に問うけど
誰もいないじゃないか ずっと雨も降る
ねぇ 君はどんな風に大人なんだい
あのナイフは ゲートで捨てられたろ
わかるだろ ほら
あおのなかに僕ら いない いない
いま 懐かしむこと やめられず空を見上げてる
雨の降るように トゥナイト トゥナイト
濡れても海は海のまま 流した涙乾いても
僕の中で 海は海のまま
引き伸ばされた押し花 滲んだ色は暗いあお
この寒空と同じ色 けっきょくさ、の続き
言えるのに ほら
あおのなかに僕ら いない いない
けど 夢にみること 変わらずに膝を抱えてる
雨の降るように トゥナイト トゥナイト
濡れても海は海のまま 流した涙乾いても
僕の中で 海は海のまま
僕の中で 黒は黒のまま
僕らは僕らの海のまま
あなたはあなたの花のまま