FictionJunction feat. KAORI
引き出しで発光している – FictionJunction feat. KAORI
そのまま二人は
眠りに落ちてしまったようで
朝焼けを見ることは叶わなかった
君とはぐれてしまって
長いこと時が経って
そんなことが不意に心残りで
後ろ髪引きに来る
思い出に僕の心は弱いんだ
すぐに俯いて立ちすくむ
本当に情けないんだけど
僕はただ君になって
世界を見つめたかった
優しくて少し悲しい
君の瞳が
眩しくて
気まぐれに君が選んだ
小さな時計のハトが
引き出しの中で時々囀っている
電池も変えやしないのに
弱々しく光って
君を愛したことを歌い続けてる
このくらいの光が
このくらいの痛みが
今の僕には丁度いいのかも
恋だけを追いかけた
一番眩しかった夏の夜
同じ花火に照らされて
違う未来を信じてた
僕はきっと君になって
僕を愛してあげたかった
優しくて少し悲しい
君の世界が
恋しくて
今も
そのまま一人で
眠りに落ちてしまったようだ