時間がつかめない
手のひらすり抜ける
気がつけば
時の波に浮いている
そのまま身をまかせ
流れているから
何でも何でも遅れてしまうの
人は私に聞くの
何でやらないのって
だけど私にも わからない
四六時中つきまとうの
私の体をしばりつけるの
流れに抗うことも できなくて
だから私はこのまま
ずっと浮いていくだけ
戻ることなんて
できるはずないでしょ
このまま流されていけば
いつかは辿りつけるのかな
私を理解してくれる場所へ
だけど無理なのね
きっと果てまで流されてしまう
いつかは泡となって 消えるんでしょ
遠ざけることはできないの
一生私を苦しめる
お願いだからわかって
ひとりにしないで
悪口なんて言わないで
そんなものは
この世にいらないじゃん
だけど止めてはくれない
私はただ 耳をふさぐの
私の声 溢れて
脳が満たされる
そしてそれを 書きつづっていく
だけど そこに誰かの声
私の声は空へと消えるの
だから消えないように
私を飛ばすの
でも消えてしまうの
消えないようにしてもダメなの
だから私はぶつける
そしてまた怒られる
一度でいいから聴いて
私の心の歌
私はずっと奏でているから
耳をすませて
きっと聴こえてくるはず
私の中の「私」の叫びが
だけどあなたは
勝手にアレンジするのね
私も私であるために
あなたに合わせてるの
みんな離れていくの
私も家族のはずなのに
私を孤独に追いやるの
これが私なの
分かってほしい
これが私なの
聴こえているでしょ
これが私なの
信じないんでしょ
だから私は
明日もひとりぼっち
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