Chevon
-
さよなら、アイリーン – Chevon
君の前で上手く笑えなくて君の目を見て話せなくてそれでもなんだか、そばに居たくてでもそれだとなんだか、僕が君を好きみたいだね ゆらゆら、歪んだ世界の中でふわふわ、浮かんだ綿菓子のようねえ、アイリーン。さよならだね 君のようになりたくて、君の頬に触れたくて意味もないようなこの会話で繋ぎ止めていたさよなら僕のアイリーン もう昨日には戻れなくてぜんぶ僕の選んだことでそれなのになんだか、恋しくてあぁ、やっぱ…
-
デイジー – Chevon
瞼の裏の君の姿が瞬きの毎にうるけてゆく暇に溶けて無くなればきっと僕ら老いてゆける 不安がふと、過る 手遅れになる前に書き切って仕舞えよベイビー腐って堕ちるのは勿体ないほど甘い果実だ惨憺なる未来に抗っておくれよデイジー狂っているのは随分前から気付いていたんだろう 雪いで、雪いで、雪いでも消えぬこの身を抱いて震えるお願い解いてすべてをそしたらまた愛せましょう 洗い流すみたいに降り頻って歌えよレイニーイ…
-
B.O.A.T. – Chevon
この壊れかけの羽でどこまで行けるか試してみたくて、音速を超えた第一宇宙速度で放つこの歌拡がる波紋、騒ぎ出す鼓動煩いほど光って、大気圏を抜けた会いに行くよ、地球より愛を込めて みたこともない世界へ翔び込む不確かな1歩を刻んでゆく不思議と怖くは無い命を燃やして星屑に成るまで 想うほどに遠く遠く襲う孤独にハッと息を飲むその数秒間の揺らぎ音もなくいま静かに解く恐ろしいほど綺麗な理想郷玉響の花環 この宙の彼…
-
ハルキゲニア – Chevon
拝啓 遠くへ行った君へそちらでの暮らしは、どうですか最近寒さが落ち着いて来ましたねこちらは、まだまだ息が白いままですが 子供の頃の約束 少し大人になったふたり電車のドアが閉まったあの時繋がったイトまで切れた気がしたのです 精神的にどこかよく似ていた図書館で借りた本にはいつも先に君の名前ずっと深いところで僕らは通じ合っていた筈だその筈だったんだあぁ、春と一緒に君もこの街へ戻って来ればいいのに 拝啓 …
-
春の亡霊 – Chevon
当然のように明日もあなたと私は今日の地続きで生きるふやけた幸もしがない不幸もあけすけに痛みを育むいつかまた恋をするなら恋をするなら、春が良い 君の髪は誰も踏み入れない草原のよう風を孕んで膨らんでパッと離す運ぶ香りを吸い込んでしまったら「これが、春だ」と早とちりしてしまう 花降る道にふたりの亡霊もうなにも恐いことは無い微笑んで。ああ綺麗だよ幸福だずっと、このまま 唯、春の夜の夢のごとしあなたの前から…
-
FLASH BACK!!!!!!!! – Chevon
何故か「失敗だ」って思った気がしただけど心配ないって思った気もした誰も知っちゃいないって思ったりもした大事だってのだけは憶えているんだ記憶の彼方へ追放して張子の幸福でガードした助けて頭がどうにかなりそうですブラウン管みたいに僕を殴ってくれ 嗚呼、修羅に堕ちてゆく魔法が解けるそれは紫電一閃 不可避の速攻 FLASH BACK!!全て思い出せ 真っ赤な悲鳴を上げてFLASH BACK!!ただもう一度だ…
-
るてん – Chevon
何れぜんぶ捲れっちまったって君はなんも変わらずそんなんで崩れ切った僕の肉塊を歪だって掬ってヒトに化けて上手く馴染んだってそれはきっと綺麗な一瞬で巫山戯合った街の平面を切り取って笑って 優しいアナタの哀しみがまだ終わらないの馬鹿馬鹿しい腹立たしい貴方達の所為よ遺された者だけが言葉描けるなら愚かで構わないと、思ふ きみの夜 拡がる宇宙意味も無いのに溢れる苦痛いつまで経ってもなれない『普通』明らかに肥え…
-
菫 – Chevon
君を少し勘違いしていました見た目とか、噂とかそんなものに振り回されて逃してしまうところでした歌えない恋をはじめましたそれはもう、唐突に伝えたい言葉がありますがまだまだ言うのは先でしょう あぁ、もう二度とこんな気持ちは訪れないのでしょう ドラマにはならない幸福(しあわせ)と歩幅を合わせて歩いているお互いの秘密を打ち明けて遠回りの道を敢えて行こう 君のことを少し理解しました仕草とか、機嫌とか知れば知る…
-
パメラ – Chevon
長い夜は貴方の事ばかり考えて時を過ごす近づいた夏の気配茹だるその声で触れて欲しい 眩暈がするその仕草も言葉選びすら理解出来ず瞬きのような毎日が無常にも過ぎていく 熱を持つ呼吸割れた花瓶いずれ全て何気なくなっていく雲隠れする水色言葉で片付くものなんて一つも要らないと思う だんだん独りが染み付いて寂しさの感度も忘れていく最低な夜は切り裂いてこの夢が覚める前に 覚えのある愛の言葉偽物な貴方によく似合う黄…
-
さよならになりました – Chevon
春を待つ僕の生活はいつまでも救われてはいけない焦がれ続けてやっと最期に穏やかな眠りを風孕むあなたの翠はまたすこし大人びたみたい変わらないんじゃない、理解らないのよずっとなんてないこと 花冷えの様にさもしさが覗かせる弱さこそ、この筆に込めたい祈る、祈る。どうか誰かの歌になれと 風光る この街の上誰がために咲き、散る運命と春、晴れり、ハラリ、桜木の下巡らせている陰日向で揺れて舞う淡紅に赦されるなら幸福…