BUMP OF CHICKEN
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邂逅 – BUMP OF CHICKEN
夜に塗られた水面に 月が引いた白銀の道いつかこの足で渡っていく 必ずもう一度逢える 何も拾わない耳の奥 未だ残る声の火の粉忘れきれない熱を帯びて 只々今を静かに焦がす 誰にも懐かない 静寂のけだものその縄張りの中 息をするだけのかたまり 私を孤独にするのは何故 離れたとも思えないのは何故あなたに穿たれた心の穴が あなたのいない未来を生きろと謳う 涙を連れてはいけないなら 今だけ子供でいさせてほしい…
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Sleep Walking Orchestra – BUMP OF CHICKEN
外から窓をくぐった光が 床に作った最初の友達空っぽの手を容易く取られて 連れ出されてから夢の中 幾つかの普通が重なり合うと 時々そこには魔法が宿るあれは恐らく悪魔だった あれから醒めない夢の中 籠の中 鳥が鳴いて気付いた失くしていた事 もう引き返せない事 どうして体は生きたがるの 心に何を求めているの肺が吸い込んだ 続きの世界 何度でも吐いた 命の証さあ今 鍵が廻る音 探し物が囁くよ赤い血が巡る …
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窓の中から – BUMP OF CHICKEN
ハロー ここにいるよ 生まれた時から ここまでずっと同じ命を削り 火に焚べながら生きてきた 瞼の裏の 誰も知らない 銀河に浮かぶすごく小さな窓の中から 世界を見て生きてきた ここにいるよ カーテンの内側限定のため息 愛読書みたいに並んでしまった独り言痛くない事にした傷に 時々手を当てながら 一人で歌うよ この体だけの鼓動を この胸だけの感情を音符のひとつ 言葉のひとつに変えて 繋げて見つける はじ…
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SOUVENIR – BUMP OF CHICKEN
恐らく気付いてしまったみたいあくびの色した毎日を丸ごと映画の様に変える種と仕掛けに出会えた事 仲良くなれない空の下心はしまって鍵かけてそんな風にどうにか生きてきたメロディが重なった 小さくたっていい 街のどんな灯よりもちゃんと見つけられる 目印が欲しかった この目が選んだ景色に ひとつずつリボンかけてお土産みたいに集めながら続くよ 帰り道季節が挨拶くれたよ 涙もちょっと拾ったよどこから話そう あな…
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クロノスタシス – BUMP OF CHICKEN
もう一度ドアを開けるまでノルマで生き延びただけのような今日を読まない手紙みたいに重ねてまた部屋を出る 明け方 多分夢を見ていた思い出そうとはしなかった懐かしさが足跡みたいに証拠として残っていたから 大通り誰かの落とした約束が跨がれていく この街は居場所を隠している仲間外れ達の行列並んだままで待つ答えで僕は僕を どう救える 飾られた古い絵画のように秒針の止まった記憶の中何回も聞いた 君の声がしまって…
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Small world – BUMP OF CHICKEN
いろいろと下手くそな僕はこの道しか歩いてこられなかった出来るだけ転ばないようにそして君に出会えた まぶた閉じてから寝るまでの分けられない一人だけの世界で必ず向き合う寂しさをきっと君も持っている 秘密のため息は 夕陽に預けて沈めて隠していた事どうしてわかるの 同じだったから 散らばった願いの欠片で照らされた夜もどこかへ向かうパレードも 誰かの歌う声も僕らにはひとつも 関係ないもの一緒に笑ったら その…
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なないろ – BUMP OF CHICKEN
闇雲にでも信じたよ きちんと前に進んでいるってよく晴れた朝には時々 一人ぼっちにされちゃうから ヤジロベエみたいな正しさだ今この景色の全てが 笑ってくれるわけじゃないけどそれでもいい これは僕の旅 昨夜の雨の事なんか 覚えていないようなお日様を昨夜出来た水たまりが 映して キラキラ キラキラ息をしている 高く遠く広すぎる空の下 おはよう 僕は昨日からやってきたよ失くせない記憶は傘のように 鞄の中で…
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Flare – BUMP OF CHICKEN
もう一度起き上がるには やっぱりどうしたって少しは無理しなきゃいけないな一人じゃないと呟いてみても感じる痛みは一人のもの 自分にしか出来ない事ってなんだろう終わったって気付かれないような こんな日々を明日に繋ぐ事だけはせめて繰り返すだけでも繰り返すよ 何が許せないの 何を許されたいのいつか終わる小さな灯火 今 世界のどこかで 青に変わった信号跳ねて音立てたコイン 溜め息 廻る車輪誰も知らない 命の…
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アカシア – BUMP OF CHICKEN
透明よりも綺麗な あの輝きを確かめにいこうそうやって始まったんだよ たまに忘れるほど強い理由 冷たい雨に濡れる時は 足音比べ 騒ぎながらいこう太陽の代わりに唄を 君と僕と世界の声で いつか君を見つけた時に 君に僕も見つけてもらったんだな今 目が合えば笑うだけさ 言葉の外側で ゴールはきっとまだだけど もう死ぬまでいたい場所にいる隣で (隣で) 君の側で 魂がここだよって叫ぶ泣いたり笑ったりする時 …
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Gravity – BUMP OF CHICKEN
帰ろうとしない帰り道 いつもどおり視界の隅っこ ほとんど外 君が鼻をすすった空を割る夕方のサイレン給水塔の下 あれは蝙蝠 僕らは時計を見ないようにしていたけどそんな風にして時間に気付いてしまうからかき消すように喋ろうとしてなんだかやっぱり黙ってしまう 君の影の 君らしい揺れ方を眺めているだけで 泣きそうになったよ 見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げるそんな…