麻生華澄(鳥井美沙)

  • 砂漠の花びら – 麻生華澄(鳥井美沙)

    大切なもの いつの日かこの腕のなか 抱きしめたいの風が運んだ花びらに熱い砂のかおり… いつもと違う風景が 週末の朝を告げたら石畳を急ぐかかとを 響かせ 町を歩きだす どこか不安定な この胸の羅針盤太陽は 嘘つきを追放するでしょう 見知らぬ国の太陽に胸の花びら ひらいてゆくのまぶしい丘へ 歩いたら絹のヴェール越し 赤い追い風 どこか このまま吹かれてゆく名前などいらないの… 真昼の空にたちのぼる 子…

  • ミントの坂道 – 麻生華澄(鳥井美沙)

    3秒前は はしゃいでいた瞳が無口になって 突然横向いている… まるでコインの 表と裏ね女の子って 恋をすると そういうものよ ミントの風が吹く坂道はなんにも言わずに抱きしめて ゆっくりあせらずに 恋しましょあなたらしく つかまえて 二人の距離が どれだけ近付いたら会いたい気持ち 上手になだめられるの? 辞書を開けば 「Love」のページに星がひかって 消えて行った せつない夜 どんなに好きだよと言…

  • 響想曲 – 麻生華澄(鳥井美沙)

    甘い香り こぼれるほほえみ白いジャスミン 抱きしめたらそっとともす ハーブのキャンドルあなたのこと 思うばかり なぜなの 言葉にならない…波紋のように 続く想い これが愛だというの?こんなわたしになるの?思うたび あふれてく 満たされてゆく今は 言えない気持ち そばにいたいの…ただたいせつに たいせつに 両手のなか そばにいれば 言葉はいらないあなたとなら 響くようで なぜなの 感じてしまう…会え…

  • 嵐が始まる時 – 麻生華澄(鳥井美沙)

    風がまっすぐ吹いてる きっと嵐が始まる瞳そらさないで そのまま見つめて時はゆっくり流れる ここに嵐が近付く誰も止められない 迷わないで 歩き出すの これが ほんとのわたし? いつからか感じた少し言葉と気持ち ずれるもどかしさ急ぎ足の舗道 恋に出会った時わたしらしさの意味 初めて気付いた そう 自由に飛び出したい 新しい道へ心のおもむくままに 雲が遠くへ流れるここに嵐が近付く 確かなものなんて見えな…

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