高田渡

  • 火吹竹 – 高田渡

    毎晩 夜通し起きていて僕は 何もしてやしないのですこのあいだの晩 火吹竹を作りましたぶぅ ぶぅ ぶぅ 火鉢いっぱいに 真っ赤な炭が燃え上がって来る炭はまたすぐ 減ってしまいますぶぅ ぶぅ ぶぅ 火吹竹の音を聴いていると外は雪のように静かです本当に夜通し僕は 何もしてやしないのですぶぅ ぶぅ ぶぅ 人気の新着歌詞 風 – 高田渡 ほんとのことが 言えたらな目が見たことが 言えたらな思った…

  • あきらめ節 – 高田渡

    地主金持は我儘者で役人なんぞは威張る者こんな浮世へ生れてきたがわが身の不運と あきらめる お前この世へ何しに来たか税や利息を払うためこんな浮世へ生れてきたがわが身の不運と あきらめる 米は南京 おかずはひじき牛や馬でもあるまいし朝から晩まで こきつかわれて死ぬよりましだと あきらめる あせをしぼられ 油を取られ血を吸いとられて そう上にほうり出されて ふんづけられてこれも不運と あきらめる 苦しか…

  • 銭がなけりゃ – 高田渡

    北から南からいろんな人が毎日家をはなれ夜汽車にゆられはるばると東京までくるという田んぼからはい出 飯場を流れ豊作を夢みて来たがドッコイ!そうは問屋がおろさないお役人が立ちふさがって言うことにゃわかってるだろが来年は勝負なんだよ…!?銭がなけりゃ君!銭がなけりゃ帰った方が身の為さ アンタの故郷へ 東京はいい所さ 眺めるなら申し分なし住むなら青山に決まってるさ 銭があればネ!日当をどう使おうとそりゃア…

  • 自転車にのって – 高田渡

    自転車にのって ベルをならしあそこの原っぱまで(この間の) 野球のつづきをそして帰りにゃ 川で足を洗って自転車にのって おうちへ帰る自転車にのって 自転車にのってちょいとそこまで あるきたいから 自転車にのって ベルをならしとなりの町まで いやなおつかいにそして帰りにゃ 本屋で立ち読みを日が暮れてから おうちに帰る自転車にのって 自転車にのってちょいとそこまで あるきたいから 自転車にのって 自転…

  • 仕事さがし – 高田渡

    乗るんだよ 電車によ乗るんだよ 電車によ雨の日も風の日も仕事にありつきたいから 飲むんだよ にがいコーヒーをよ飲むんだよ にがいコーヒーをよ履歴書を書く為に仕事にありつきたいから 新聞を見たよ新聞だって見たよ電話だってかけたよ仕事にありつきたいから ずい分 歩いたよ毎日 毎日ねいろんな奴にもあったよ仕事にありつきたいから 乗るんだよ 電車によ乗るんだよ 電車によ雨の日も風の日も仕事にありつきたいか…

  • 値上げ – 高田渡

    値上げはぜんぜん考えぬ年内値上げは考えぬ当分値上げはありえない極力値上げはおさえたい今のところ値上げは見送りたいすぐに値上げを認めない 値上げがあるとしても今ではないなるべく値上げは避けたい値上げせざるを得ないという声もあるが値上げするかどうかは検討中である値上げもさけられないかも知れないがまだまだ時期が早すぎる 値上げの時期は考えたい値上げを認めたわけではないすぐに値上げはしたくない値上げには消…

  • こいつは墓場にならなくちゃ – 高田渡

    他に 説明が つかんじゃないか窓がない 戸がない 家また家果てしなく つらなる 自動車ども で 燐火 ちらちらの 影からすればで 燐火 ちらちらの 影からすればおれたち 多分 地獄にいるんだ あの十字路の下には うけあっていいなあの十字路の下には うけあっていいな教会がひとつ あるにちがいないや 他に 説明が つかんじゃないか窓がない 戸がない 家また家果てしなく つらなる 自動車ども 人気の新着…

  • ブラブラ節 – 高田渡

    今年こそはほんとうにうんと働くぞ「そして」「あゝして」「こうもする」うその行きどまりの大晦日なったなったなったなった大晦日が正月になってまたおめでたく ブーラブラ 「栄作はんどちらへお出かけはりまっかなんぞボロイことおまへんか」「アタイもやっぱりその口や」なったなったなったなった世の中が不景気になってそうしてまたどうなるもんやブーラブラ 物価がさがったかと町へ出てみればくらしが苦しくてやり切れぬ「…

  • 失業手当 – 高田渡

    一晩じゅう まんじりともせず 愛のことで明るい 昼が ぼくを つかまえた知らないまに―――眠りこけて。 「また 仕事に おくれたな」親方は 云った「おまえは クビだ!」 それで ぼくは ベッドに もどったそして いちばん 楽しい 夢を みた、カレドニアの 腕をぼくの 頭を したにして。 ※原詩を載せております。楽曲の歌詞、及びタイトルは一部異なる内容になっております。 人気の新着歌詞 風 R…

  • すかんぽ – 高田渡

    土堤の上ですかんぽはレールの間に立っていた急行ごとに気を付けをし人の旅するを眺めていた 埃にまみれ、煙を吸い肺をわずらい、うらぶられた哀れな草、弱い茎眼あり、心あり、耳もある 汽車は去り、汽車は近づく哀れなすかんぽは鉄道ばかり見て暮しかつて汽船を見たことなし ※原詩を載せております。楽曲の歌詞、及びタイトルは一部異なる内容になっております。 人気の新着歌詞 風 – 高田渡 ほんとのこと…

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