切なさといとしさの 糸が絡む夜明けの窓
あの日のように 寄り添ってみたの
行く先も告げぬまま 扉を出たあなたよりも
揺さぶるものは 見つけられなくて
忘れようと決めて だましだまし生きてきた
そうバラもユリも 枯れておしまいと吐いて捨てた
あなたに抱かれ幸せだと 涙で昨日を取り戻すの
酔わせて抱えてくちづけして あなたの破片よ 私
錆びついて色あせた 合鍵でも使えるよう
形は元のまま残してある
行く先も決めかねて 迷った分見えてきたの
あなたに今は 潮が満ちている
お祭りみたいな 日々はまるで夢みたい
さあ最後だよと キスをしたけれど前と違う
あなたの髪にあなたの肌 手のひらかざして確かめるの
これ以上引けない波打ち際 二度ともう離さずいてね
燃えつきぬ思いは 明けの空染めてなおも盛る
私に鍵をさしこんでよ 明日への扉が開くはずよ
あせらずゆっくりやり直しましょ 二度ともう離さずにいてね
あなたに抱かれ幸せだと 涙で昨日を取り戻すの
酔わせて抱えてくちづけして あなたの破片よ 私
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