香坂みゆき

  • KIRARI – 香坂みゆき

    君は風に抱かれてキラリ光っているんだね君は波とたわむれながらキラリ光っているんだねKIRARI 長いスカートを君はたくし上げると裸足で渚をかけてゆくんだ波打際がキラリ砂浜キラリ ボクを指さすと君は首をかしげて栗色のカミを南の風に近づく夏がキラリ見つめてキラリ 君は風に抱かれてキラリ光っているんだね君は波とたわむれながらキラリ光っているんだねKIRARI ボクをからかっているの君はくちびる軽く突き出…

  • 昨日より抱きしめて – 香坂みゆき

    昨日より抱きしめて明日より愛して今日だけ 現在(いま)だけ腕の中で 眠らせて 「別れようね」って言いにきても憎めない顔見たらみんな忘れたの 髪型を変えたねと気付かれて照れながらターンする 不思議な瞳(め)で見つめられるたび星空に迷う気がしてくる 昨日より抱きしめて明日より愛して今日だけ 現在(いま)だけ息を止めて 瞳(め)を閉じて 「愛してる」ってささやいてね一滴(ひとしずく)ワインでも注ぎこむよ…

  • 25時の週末 – 香坂みゆき

    25階のレストランは週末のざわめきもなくて小さなサヨナラの声さえ響かせるの wow, wow 貴方の指を頬に寄せて瞳をとじてみる恋が遠くへゆく 心残して 愛し合うたび誰かキズつけてしまうのねそんな夜はこれきり二度とこないのね貴方の背中ごしに街のあかり数えた夜をまぼろしにしてサヨナラするの今は悲しくても… 25時まで せめて二人恋人らしく過ごしたいの舗道の脇で最後のキス交しながら…wow, wow …

  • ニュアンスしましょ – 香坂みゆき

    秋の風に誘われて女心も ころもがえ本気 浮気 どちらでもあなたしだいと背を向けますこんなにそばにいて 他人のふたりデスクの端に 秘密のサイン しましょ しましょ ニュアンスしましょ恋が恥じらいながら映るあなたしましょ しましょ ニュアンスしましょ秘めた想い ほんのり香る はしゃぎすぎて黙りこむうしろめたさのうらがえし正直なわたしを見てそして静かに手を回してふたつの惑星の甘い引力誰も知らない 真昼の…

  • 初恋宣言 – 香坂みゆき

    ハロー ハローアイラブユーハロー ハローアイニードユー簡単なひと言を口ごもってる私ですハロー ハローアイラブユーハロー ハローアイニードユーまなざしが会うだけで恥らう頬が炎えてきます そばにおいでと呼ばれて背を向けたひっこみ思案です光るレモンひと口 噛んだようなキッスきっとこれが初恋 もう決まりです ハロー ハローアイラブユーハロー ハローアイニードユーささやいてささやかれ薄いブラウス弾みます ふ…

  • 愛の芽ばえ – 香坂みゆき

    あなたの心 私の心ふたつ重ねてハーモニー私の小指 あなたの小指ほどけないのよハーモニー自分の影を話し相手に生きて来た淋しがりなの真っ白な心を染めるくちづけの色が素敵よ離さないでね 離さないでねこれが夢なら醒めないでいて あなたの心 私の心ふたつ重ねてハーモニー倖せすぎてあふれた涙このシャツで拭けって言った逢うたびに私の中でひとつずつ愛が広がるよそみしないで よそみしないで二人の視線 結んでいてね …

  • まわれ 恋の風車 – 香坂みゆき

    私は風車貴方の腕の中で回りつづけていたいいつまでもやさしい風に吹かれていたいもう何処へも行かないと約束して下さい 夢じゃないのね 貴方はバスを荷物をかかえ こばしりに来る燃えたつ緑のむこうにやさしい影が 揺れてる好きな人がそばにいるだけで全てが輝くなんて二度と離れない離さないで恋です 感じます 昨日今日明日そして未来貴方の愛にうもれて回れかろやかに恋の恋の風車 ネクタイなんか しめているけど昔のま…

  • 青春舗道 – 香坂みゆき

    この広い世界の中でめぐり逢えた 貴方と私明日からは 貴方と肩寄せて青春舗道歩くのね 何処までも寂しさに 人恋しさにあてもなくさまよった日々明日からは 貴方の足跡をたどって行けば 悲しみにつまずく事もない二度とは 涙を 流しはしないでしょ闇夜の坂道も貴方がいる限り恐くないいつの日か別れても決して昔の私にもどったりしないでしょ 生きる事もわずらわしいような一人よがりに 友達をなくした日もあった貴方に全…

  • 愛よおやすみ – 香坂みゆき

    「風と共に去りぬ」なんか読みかけてまたとじて何でかしら眠れないのあついものつかえてる みたい……あの人が 好きだって私だけ 好きだっておばかさんね ためらった私 愛よおやすみ そこで見ててねひとりがこわいのよ あれから 愛よおやすみ そこで見ててねひとりがこわいのよ あれから それはみんな誰のせいよやるせなさおぼえたの少女じみた赤いパジャマもう袖をとおさない つもり……あの人が 好きだって私だけ …

  • グッバイ・サマー – 香坂みゆき

    少し肌寒い風海をすべってゆく船の灯りたわむれにあなたが投げた石が白く波をはねる広い背中めがけて 涙を投げてみたいあなたに会えた夏が遠くなる淋しさ抱いてグッバイ・サマー 貝をひろいあつめて砂にハートの絵を一人かいた目を閉じて夏のにぎわい夜を渡る風に聞いた背中向けているから 静かにきえていいわあなたに会えた夏にさようならぬくもり抱いてグッバイ・サマー 夜は波をただよい涙は思い出をさすらうのよ初めての恋…

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